大きな不正は小さなほころびから

こんにちは!

佐々木感動マーケティングの雪山さやです。

毎週日曜日の感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。


今日は、最近のニュースから
反面教師にできる部分がないか考えてみたいと思います。


今日題材にするのはこちらのニュース
▼相次ぐ不正発覚でデタラメ経営が露呈…
 名門・日野自動車に迫る「上場廃止の可能性」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fde7e05496ebb0dd6646fdd9ccacaf60ca2a1edb


創業110年超の歴史を誇る日野自動車から
エンジンの劣化耐久試験や燃費測定の不正が相次いで
発覚しました。


・プロジェクト管理がうまくいかず破綻してしまう
・コミュニケーションの不全でミスを隠す体質になる
このような事態を引き起こした組織の中では
実際に何が起こっていたのか?気になりました。


報告書には、このような不正の原因について以下のように書かれていました。

・人材の固定化
・能力やリソースに関する現場と経営陣の認識に断絶があった
・プロジェクトの責任者が全体を俯瞰できていなかった
・建設的議論が欠如している
・過去の成功体験にひきずられている
・マニュアルやデータが適切に管理されていない
・品質保証の役割が十分に理解されていない
・上意下達の気風が強すぎる組織
・パワーハラスメント体質  etc.

歴史ある企業でも
そうでない企業でも
上記のような問題は起こりえるものだと思います。

しかし、それを常態化していたことに
問題の根っこがありそうです。


報告書の中で、印象に残った「根っこ」の部分についての
第三者委員会からの言及を引用します。




~~~引用~~~~

このような、重大な不正が起きる前には、
それより軽微な不正や不適切な行為が数多く
起きているという経験則については、
「ハインリッヒの法則」として知られている。


些細な綻びや不正を放置すると、
やがて重大な不正を招くことに繋がるという経験則についても、
「割れ窓理論」として知られるところである。

こうした経験則に照らせば、本問題も、
初期の段階で行われていた軽微な行為を
その時点で徹底的に根絶できていれば、
本問題を回避することも可能であったかもしれない。

これらの例から学ぶべきは、
「ひとたび一線を越えてしまったら歯止めはかからない」と
いう教訓であり、だからこそ、
越えてはいけない一線を越えないようにする規律を作って
守ることの重要性である。
このことを、日野の全役職員が肝に銘じる必要がある。

~~~引用~~~~

このようなニュースからも学べることがたくさんありますね。

ご興味ある方は以下の資料をご参照ください。
わたしがご紹介した箇所以外にもあなたに学びがあるはずです。


▼調 査 報 告 書
https://www.hino.co.jp/corp/news/assets/fced6926512deeb243b3898670ef882a.pdf


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