大問題に発展!・ケーススタディ
理念を核とした組織開発と事業開発で
働く人の幸せと、業績向上体質をつくる
三方未来よし経営®のパートナー
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
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【Contents】大問題に発展!・ケーススタディ
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情報化時代、AI革命時代、丸暗記力は低価値です。
逆に、情報を活用する力は極めて重要です。
キャリアや事業の生死を分けると言ってもいいです。
今度、新しく情報リテラシー研修をするので、
その中でお伝えしようと思っていることを
これから何度かに分けてお伝えしようと思います。
この連載を一通り押さえれば、
おそらく、情報リテラシーの基本は
ほぼ押さえられると思います。
守りの情報リテラシー編の全体像は、
以下の通りです。
・守り1:なぜ守りが重要か?
・守り2:自分達の扱っている情報を知る、情報の札付け
・守り3:アクセスコントロール
・守り4:IT系の守り
・守り5:ちょっとの油断が大問題・ケーススタディ(本日)
・守り6:何かあった時には?
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<<<守り5:ちょっとの油断が大問題・ケーススタディ>>>
・守りの情報リテラシーの重要性を理解する
・情報の洗い出しをする
・情報を重要度や機密度によってラベリングする
・情報のアクセスコントロールを実施する
・IT系の守り、一人一人の自覚が大切
とお伝えしてきました。
今日は、ちょっとした気の緩みや、
安易な気持ちでの行動が、中には悪意あるものもありますが、
それらが、どんなことを引き起こすのか?
に触れてみたいと思います。
情報化時代になって、とても便利になりました。
一方でリスクは拡大の一途をたどっていますね。
安易な気持ちで大変なことになった
最近のニュースでは、「スシローペロペロ事件」がありますね。
~~ Yahooニュースから抜粋・引用 ~~
動画は1月29日頃、SNSに投稿された。
48秒の動画は、カメラ目線の少年がキメ顔で
グッドポーズをする姿で終えられている。
SNSでは「スシローペロペロ事件」などと話題を呼び、
またたく間に拡散された。
流出元になった動画は2月2日時点で3800万回以上再生。
少年の個人情報が拡散され、
氏名だけでなく高校生であること、バイト先、
中学校の卒業アルバムの写真まで流されている。
「あきんどスシロー」は1月30日に当該店舗の
すべての湯呑みの洗浄、しょうゆボトルの
入れ替えを実施したことを公表。
2月1日に迷惑行為を行なった当事者と保護者から
謝罪を受けたことを公表したが、被害届を提出し、
「引き続き、刑事と民事の両面から厳正に対処する」としている。
スシローの株価は1月31日だけで145円下落し、
時価総額は170億円近く下がった。
スシローのみならず、回転寿司という業態そのものへの
消費者の安心感とイメージを悪化させる重大な事態となった。
~~ ここまで ~~
私はこの手の拡散・炎上を見るのが好きでないので、
SNS上のやりとりはあまり見ていませんが、
事態の重大さはよく分かります。
これは社員の行動ではないですが、
自社の社員が他所でやる可能性もゼロではないわけです。
企業内の事案で、私の印象に残っているものに
2014年のベネッセの約3500万件の個人情報流出があります
▼ベネッセの事故概要説明ページ▼
https://www.benesse.co.jp/
この記事には、
『業務委託先元社員が、弊社お客様情報を不正に取得し、
約3,504万件分の情報を名簿業者3社へ売却』
とあり、お客様本部の新設、500円分の金券のお詫び、
個人情報を活用したと思われる会社への働きかけ
など、様々なことをされました。
何より信用の失墜が大きいですね。
何でも金銭換算するのもどうかと思いますが、
原因究明・対策・お詫び・信用回復の様々な取り組み、
相当な損害になっているはずです。
もっと小さな話でニュースなどにはなっていない
ものもありますが聞いたことがあるものとしては、
・共用エレベーターの中で
お客様の実名で悪口をぺちゃくちゃお話
・酔っ払って電車の中にPCの入った鞄を
置き忘れて大問題に
・本人は情報漏洩していないですが、
電車の中で不適切行為をして、それを人に撮られて
SNS拡散されて、会社の信用にもヒビ
などもあります。
・不適切発言で、一発アウトの最近の例でいえば、
昨年の4月、吉野家HDの常務が早稲田の社会人向け講座で
「生娘をシャブ漬け戦略」などと発言大炎上。
その常務は、常務から解任・契約解除。
という事件もありましたね。
こんなことを上げていくと、どんどん怖くなって
しまうのですが、何より大切なのは、
そこで働く人の情報モラルだと思います。
性悪説に則って、仕組み・システムをきっちり
することも大切ですが、どこまで言っても限界があります。
中小企業の場合、特にかけられるコストには
限界がありますし現実的な対応を選ばざるを得ません。
それ以上に、情報モラルといってよいような
ものを働く皆で共有していくことが大切だと考えます。
次回は、「守り」の最終回です。
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