社長インタビュー(5)ビジョンを成長させていく~石坂産業~
理念を核とした組織開発と事業開発で
働く人の幸せと、業績向上体質をつくる
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笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。
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社長インタビュー(5)
ビジョンを成長させていく~石坂産業~
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(ZERO WASTE DESIGN)
石坂産業は、産業廃棄物中間処理業をされている会社です。
▼石坂産業株式会社▼
https://ishizaka-group.co.jp/
約3年前にお伺いした時と比べても、
一段と高みに登ったあり方と取り組みを
働く方、専務、社長から感じて帰ってきました。
特に最後の、主に台湾企業の経営者・後継者と
社長との質疑応答が圧巻だったので、
それを一つずつ、複数回に分けて、
お伝えしていきたいと思います。
リアルに見学して、対面で聴くのとは
感じるものは正直全く違うと思いますが、
内容的なエッセンスは共有できると思います。
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Question
ダイオキシンの塔を〇〇億かけて、
その後、全天候型の工場をつくるのに〇〇億。
根拠のない自信がありましたというお話を
されていましたが、その根拠のない自信は
どこから来たのか?
Answer
ダイオキシン問題があったときには、
もう反対の署名運動が3000人を超えていたんですね。
毎日、反対の人達が反対の運動を
ココ(会社の目の前)でしていました。
要はやりたいことがやれる状態ではなかったです。
その時に、父に、
「会社を続けていくのと、
この事業をやり続けていくのと、
どっちが大切なのか?」
と聞きました。
父は「会社を続けることだ」と言いました。
だから事業を転換することについて、
意見を求めたんです。
私は父を見て、大きなことを一つ
学ばせてもらいました。
経営者は会社を大きくすることよりも、
事業を小さくして会社を守るということ。
それを初めて知りました。
すごく難しい決断だと思います。
それが一つ、答えですね。
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Question
壮大なビジョンをお持ちですけれども、
このビジョンはどこから来たのか?
最初からあったのか?
徐々に拡がってきたのか?
Answer
最初は会社を守ること、
私たちの仕事が社会にとって重要なことを
知ってもらいたくて始めました。
だんだん、この会社の周りにある里山を
守っていくうちに、地域の人達の私たちを
評価する目線が変わっていくのを感じました。
なので、私達の行動をもっと可視化するために、
言葉の共有化を、お客様、ステークホルダーと
共有することをはっきりしようと思ったんです。
私達が目指すことは、当時、父が言っていたこと、
「ゴミをゴミにしない社会を創る」
というのが夢でした。
今、それは、世界で言うと
”ZERO WASTE DESGIN”
要は、作り出すものから変えていく社会
になっていくだろうと、想定できたんです。
私達だけでは、到底できない、
大きな目標をみんなに分かるように掲げて
それに共感できる社員の人達が
入ってきました。
そこで技術開発、
日々の品質管理、
こういった仕事に携わるたくさんの
若い人達が入ってくれるようになりました。
こういうプロセスで、
最初からあったものではなくて
徐々に体験しながら、自分達で体験しながら
大きくしていったものです。
答えは一つだなと思いました。
あらゆるものが、地球上で循環しているんですよ。
でも、人間の創ったモノだけが
循環しないっていう世界だと分かりました。
だから、循環が見えるような会社を
つくりたいと、今、思っています。
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