こんな気持ち・言葉が出たら要注意

前号で、「まさか」の坂の話も少ししました。


直近でいえば、「コロナ禍」ですね。


飲食店や宿泊業は大打撃を受けました。
関連する業界も大きな打撃を受けました。

私も、コロナの最初の年、新人研修のリアル登壇
の多い4月・5月は時に絶望的でした。

新幹線も一番空いていた時は、
私の車輌に3人しかいない、ほぼ貸し切り状態でした。
(本当に企業様の緊急案件で、必要に迫られて乗りました)



こんな時に出がちなのが、こんな言葉です。


「うちも、やばいな。。。
 でも、同業他社も同じような感じだし、
 コロナだから仕方ない」


会話の潤滑剤というか、話の流れで、
そういうことを言うことはあるかもしれませんが、
社内にこういう言葉が飛び交ったりすると、
それは非常に危ない心理状態と言えます。


つまり「他責」「思考停止」「諦め」があるのです。


経営者の方で「仕方ない」と思っていた人は
ほとんどいないと思いますが、
働くメンバーは、こういう気持ちの人も
一定数居られると思います。


例えば、コロナ禍の例でいえば、
たしかに業績を急回復させる特効薬は
なかなか見つからなかったのかも知れない。
難しかったのかもしれない。

でも、少しでも出来ることはないか?

考えることが大切ですし、
小さいことでもやってみることが大事ですね。



例えば、大阪のブリッジホテル(インバウンド中心
で、大々々打撃)さんは、ホテルの稼働率が
数パーセントという時に、一棟貸し切りという
プランを生み出したり、入国時の一時待機などの
受入などチャレンジされています。


これでV字回復する訳ではない。
けれど、出来ることをやる。
攻めの姿勢を崩さない。

それが大事なのだと思います。


ちなみに、ブリッジホテルを経営されている
王宮・ブリッジホテルグループは、
「まさか」に備えたキャッシュも活かしながら、

コロナ禍中も社員教育など出来ることに
集中して、インバウンドなど復活したときに
他社が稼働率を上げられない中、
一気にV字回復をされています。


「でも、・・・だから仕方ない」


に注意しましょう!