タイパ・コスパ、それで楽しい?

前号での上村さんのメルマガで、
「人が輝く会社づくり勉強会」に関連して

振り返り方として「行動レベル」ではなく
「感情レベル・思考レベル・価値観レベル」
で振り返るとよいという内容をお伝えしました。


今号では、勉強会の中で出てきた内容に
触れたいと思います。

今回の勉強会の主人公であるTさんは、
ハンデをもったお子さんを育てながら
パートでお仕事をされています。

そのTさんは、もともと他社でお仕事されて
いたのですが転職して入られました。

その理由は、前の職場は最低限の仕事を
やっていればよくて、過ごしやすかった
のですが、働く喜び・働きがいは
感じにくかったそうです。


そんなわけでベストホームに
入社されますが、そこであるプロジェクト
のリーダーに任命されます。

正社員でない私がなぜリーダー?
と戸惑いもあったようです。
それでも一所懸命取り組んだ中で
壁にぶつかり、そして乗り越えた実話
から感じたことを対話し深める会でした。

インタビューの中で、とても印象に
残った言葉が

「そこまでやるから楽しい」

でした。


今、コスパだけでなく、タイパという言葉が
市民権を得てきています。

生産性向上は絶対的に重要で、
その意味でのタイパは大切です。

ですが、「タイパ」という言葉から
安易にに手抜きや省エネになるのなら、
それは顧客満足度も損なうし、
成長実感や仕事のやり甲斐も損なって
しまうのではないでしょうか?

楽(らく)=楽しい

では、全くないですよね。
これは、自分の趣味などに置き換えたら
簡単に分かると思います。

例えばプラモデル。
私の世代でいえば、ガンダムのプラモデル。
通称ガンプラがありますが、

もし、首と手と足を胴体につけると
3分で出来ます。タイパ最高です。

といわれたら、プラモデルファンは
そんなもの買うでしょうか?



ぜひ、コスパ・タイパという言葉を
軽薄な意味で、安易に逃げる道ではなく、
「そこまでやるから楽しい」
仕事やっていきましょう。