家に帰るまでが遠足、アウトプットするまでがイベント

こんにちは!

佐々木感動マーケティングの雪山さやです。
毎週日曜日の感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。


私はライフワークとして
「自分軸手帳部」というオンラインコミュニティの
運営に携わっています。


自分軸手帳部は、「自分軸手帳」という手帳を
購入した人のためのコミュニティです。(2022年版は完売しました)


自分軸手帳部では
コミュニティマーケティングの考え方を
重視していて、運営メンバーの間でも
日々議論を重ねています。


今日は、そこで毎月実施している
イベントでの工夫についてご紹介します。

普段、セミナーを開催されている方や
コミュニティマーケティングにご興味のある方に
ぜひお読みいただけたら嬉しいです。

★コミュニティマーケティングのアプローチ方法



コミュニティマーケティングとは、
コミュニティサイトやユーザー会など
商品サービスを使う人を集めた「ユーザーコミュニティ」を
活用したマーケティング手法です。


従来のマーケティング手法では
潜在顧客にまず広告などでアプローチをして
見込み顧客から顧客へと「育てていく」ような流れが
一般的だと思います。


一方、コミュニティマーケティングでは、
既存の顧客=ユーザーにアプローチし、
彼らを通じて興味・関心を持った見込み顧客を
増やしていきます。


従来のアプローチと逆なのです。

そこで重要になってくるのが
ユーザーの声です。

ユーザーの声が
その商品サービスを知らなかった人に届いて
興味・関心を持った人が見込み顧客になります。

★自分軸手帳部のユーザーの声の集め方




自分軸手帳部では毎月1~2回のイベントを開催しています。

講義形式やインタビュー形式、
運営メンバー以外の部員さんが主催するイベントなど
内容は様々ですが
すべて「自分軸手帳」にまつわるテーマで開催しています。


このイベントに参加できることが
自分軸手帳部のアピールポイントでもあるため
イベント参加者のユーザーの声が
マーケティングにおいては重要になります。


そこで、自分軸手帳部のイベントでは
ユーザーの声をアウトプットしてもらうための
働きかけを毎回必ずしています。


小学校の遠足の帰りに先生から
「家に帰るまでが遠足です」なんて言われたこと
ありませんか?

自分軸手帳部でイベントをする際には
「アウトプットするまでがイベントです」
毎回最後にお伝えしています。

ここで言うアウトプットとは
SNSへの書き込みやご自身のブログへの投稿、
コミュニティの交流のために使っているTeamsへの
投稿を指しています。

参加者のアウトプットそのものに対する
金銭的報酬はありません。

では、どうやって参加者に自発的にアウトプットをしてもらうのか?
工夫している点についていくつかご紹介します。

─────────────────────────
1.アウトプットを「お願い」する

2.アウトプットすることで自身の理解を深めたり
 行動に繋がりやすくなるとメリットを伝える

3.アウトプットのテンプレートを用意する
─────────────────────────



1.アウトプットを「お願い」する


まず、待っていてもアウトプットはされないので
アウトプットしてもらうことを明確に「お願い」します。


小島 英揮著「コミュニティマーケティング」という書籍でも
アウトプットのお願い方法としてこのような方法が紹介されていました。

この書籍の中でも
「反応がないと不安になるので、
ぜひ一言でも投稿お願いします」
と伝えたり、
「以前、こんな嬉しいアウトプットがありました」
イベント内で伝えたり、あの手この手で
アウトプットしたくなるアクションを起こすこと重要だと
書かれていました。



2.アウトプットすることで自身の理解を深めたり
 行動に繋がりやすくなるとメリットを伝える



自分軸手帳部ではアウトプットすること自体のメリットを
お伝えしています。

自分が見聞きしたことを言語化し、
自分のこれまでの経験と照らし合わせて深く考えてみる。

こうすることにより
イベントに参加したことの意味が参加者の中に生まれます。


「ただイベントに出た」だけではない、
気づきやその後の行動に繋げるために
アウトプットは大事だということをお伝えしています。


そうすることにより、イベント参加者は
金銭的報酬がなくても「自分のために」
自発的にアウトプットしてくれるようになるのです。



3.アウトプットのテンプレートを用意する

お願いし、メリットを伝えて、
それでもアウトプットのハードルが高い
と感じる方に向けて「アウトプットのテンプレート」を提供しています。


テンプレートは簡単なものを毎回作成しています。

例えば、このようなものです。

★ひと言感想(今の気分でもOK)
★一番印象に残ったことは?
★次にやってみたいことは?



こちらのテキストをチャット欄などで参加者に共有し
このお題について一文ずつ回答してもらっています。

アウトプットの型があることで
参加者も気軽に書き込むことができるようになります。


ーーーーー

いかがでしたでしょうか?

先ほど紹介した『コミュニティマーケティング』の書籍には
「製品を売る人が、自らをレコメンドしても
もはや全然響かない」
と書かれています。

今の世の中は、商品サービスがたくさんあふれているため
そんな中、何かを選ぶ時には
「あの人のおすすめ」の価値が高くなっているように
思います。

あなたの商品・サービスでも
この考え方をぜひ取り入れてみてくださいね。

コミュニティマーケティングについて
私も勉強・実践の半ばです。
こちらのメルマガでもご紹介できるよう
試行錯誤を続けたいと思います!


ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
『YouTubeチャンネル』も好評配信中!!

▼商売繁盛チャンネル▼
https://www.youtube.com/channel/UCs9fHDobz8UxWLEU2cxfuxw

  三方未来よし経営の理念・ビジョン策定と浸透
  売上・利益確保のヒント
  人材・組織開発のポイント
  キャッシュフロー経営
  フレームワークの使い方

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
1000以上のすべてのコンテンツが読めます。
ジャンル別に読んだり、検索も出来ます。

▼メルマガ・バックナンバーはコチラ▼
https://s-kando.com/blog