あなたの「話しやすさ」はどれくらい?

こんにちは!

佐々木感動マーケティングの雪山さやです。

毎週日曜日の感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。


今日は、職場での「話しやすさ」を
テーマにしてみたいと思います。


あなたの職場ではこんなことを感じる場面はありますか?

・あの上司は話しかけにくいな
・あの後輩は何を考えてるかわからないから声を掛けづらい
・先輩、今は機嫌よさそうだから資料のチェックお願いしに行こう


いろいろな人間関係がありますから
上記のようなことがあることは
一定、仕方ないのかもしれません。

しかし、このようなことが常態化している組織では
スピーディーな仕事ができなかったり
トラブルが起きたときに相談や報告が
しにくいのではないかと想像します。


今日は職場での「話しやすさ」をテーマに
書籍「心理的安全性のつくりかた」から抜粋してご紹介します。

▼石井 遼介 (著)「心理的安全性のつくりかた」
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読者の皆様の多くは部下を持たれたり
一緒に働くチームのメンバーがいらっしゃると思います。


あなたが先輩・上司の立場で
部下から話しかけられたときのシーンを
想像してみたいと思います。


書籍には、上司がするべきは
「よい反応を増やし、いやな反応を減らすこと」
とありました。


具体的には、「よい反応」はこのようなものです。

・部下が話してきたことに対して会話を返す
・聞く
・相槌を打つ
・目を見て報告を聞く
・雑談する
・「報告」という行動自体を褒める


逆に「いやな反応」は、どんなものを想像されますか?

例えば・・・
・極力上司からは発言しない
・PC画面を見たまま耳だけこちらを向いている
・常に忙しそうな素振りをしている(話しかける以前の問題)


他にもたくさんありそうですし、
もちろん人によって感じ方の度合いは様々だと
思いますが、上記に例示したこのあたりは
どんな部下でも上司とのコミュニケーションに
頭を抱えてしまうものではないでしょうか。



部下が何かを報告しに話しかけに来たときに
その報告がとても分かりにくく
ちょっとイラっとしてしまうような場面を例にとって
みたいと思います。

先ほど上げたような「よい反応」がなかなか難しい

むしろ、上司としてびしっと冷たく指摘はすべきでは?と
思われますか?


まず、
報告しに話しかけてくれた行動と
その報告の内容が分かりにくいことは
分けて捉えるべきです。


なので、頭ごなしに「○○さんの報告は分かりにくい」と
指摘するのではなく
まずは「報告してくれてありがとう」が必要です。


少し未来に頭を向けてみましょう。

話しかけに来てくれた行動そのものに対しては
上司からの「よい反応」を返すことで
今後もその行動を続けてもらうことが理想的です。


部下の行動(=報告)を強化するということです。


逆に、報告しに話しかけてくれた行動と
その報告の内容が分かりにくいことを
分けて捉えずに、一方的に

「○○さんの報告は分かりにくい」
「もっと早く言いに来なきゃだめだよ」

などの声かけをしてしまうと
未来の部下はどのような行動をとっていくでしょうか?


なるべく上司に分かりやすくなるように時間をかけ
上司に怒られないような報告書ができるまで
報告には行けないし、
最悪の場合、報告しないという
選択肢さえありえそうです。


部下からの報告がなくなることは避けたいので
まずは「ありがとう」が言えること
これが重要です。

報告の内容についての指摘をフィードバックするのは
「ありがとう」を述べた後です。


先輩・上司の「話しやすさ」は
職場の雰囲気を作ります。

自分は話しかけられたときどんな反応を返しているか?
月曜日からちょっと気にかけてみてくださいね。

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