ぶんぶんぶん、ハチが飛ぶ~?その2

チームSKM 中川隆浩です。

こんにちは。 

前回に引き続き、長坂養蜂場のベンチマーク研修に参加した感想をお届けします。 
みなさんがご覧になるミツバチの一生って、どのくらいだと思われますか?
 

その一生は、働きバチで1か月だそうです。
その1か月の中でも、役割が変わっていきます。 


生まれてすぐに巣の掃除、 
数日して育児、 
1週間ほどで巣作りや門番、 
3週間ほどで外に集蜜や花粉媒介を10日ほど行い、
これを最後に死んでいきます… 

https://www.beekeeping.or.jp/honeybee/biology 

 

これを「日齢分業」というそうです… 
日単位で役割分担をしていることに驚愕しませんか?! 


これをヒトの会社生活にあてはめてみます。
就社した時に、自社のことをよく知るために職場の掃除から、 
後輩ができるようになると、後輩指導という人財育成。
自社のことが分かり、チームビルディングや組織風土づくり。 

社内の固めが終わると、会社外で自社の宣伝と情報収集。 
外の情報を持ち帰って、社内で展開、さらに良いものづくりを目指す… 


自分に与えられている役割が何かを認識し、 
その役割をどう演じて会社及び社会に貢献していくのかということは、 
ハチもヒトも変わらないんだなぁ…と感じた次第です。


今回の研修参加で、私が確認したかったことは、人財育成の一面です。 
昨年、長坂養蜂場を代表するぶんぶんファミリー(BBF)のお一人が退職されました。 
その後職場がどのようになっているか。

「あの人がいなくなって、会社が変わってしまったよね…」
「1人が辞めたところで会社ってそう変わるものではないよ」


どちらだったのでしょうか?!

 

結論としては、後者でした。 
その方がいた職場の後輩BBFの成長を通じて、 
長坂養蜂場の強さと凄みを感じた次第です。


辞められてから1年しかたたないのに、 
自分の役割を「私が、長坂養蜂場です」と言わんばかりに自信をもって、 
社内外にきちんと伝えることができている。


何よりもその成長スピードが速い!  
ピンチをチャンスととらえるチカラ! 


先輩から後輩に引き継がれた想い。 
マニュアルでは伝えきれない想い。 


実際の業務に携わる姿を拝見して、 
目に見えないものが可視化されていると感じました。


強い組織のあり方とは?!
その秘訣は一体どこにあるのか?
私なりの一つの答えが見つかりました。


次回は、その秘訣の源である「長坂養蜂場の朝礼」について、 
ご紹介したいと思います。