人生においてコーチの存在って必要?

チームSKM 中川隆浩です。


コーチっていう言葉を聞いてどんな印象を持たれますか?

コーチの語源は、馬車のコーチで、
「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」ということです。

 そこから派生してコーチングは、
「人の目標達成を支援する」という意味で使われています。


一般的にコーチといえば、
プロテニスのコーチ、
フィギュアスケートのコーチ、
プロ野球のバッティングコーチ、
といったプロスポーツの世界のことを思い浮かべます。

経営コンサルタントという立場で経営者のご支援をしています。
いわば、経営者のコーチ役といったところです。
その流れからプロ野球のコーチと対談するという貴重な機会を得ました。


昨年、阪神タイガースが日本一を達成しました。
その下支えとなったのが、
ボールを見極め、フォアボールで塁上にランナーをためて、
後ろにつないで得点するという攻撃パターンでした。


当時も今も阪神タイガースのバッティングコーチである
今岡真訪(まこと)バッティングコーチと
こんなやり取りができたんです。

 

今岡さん

「選手にはそれまでに培った自分のやり方が必ずあるんです。
 あれやこれやと他の人からのアドバイスを聞き過ぎたり、
 何かのきっかけでそれを忘れてしまっている。
 それを思い出してもらったり、引き出してあげるのが
 コーチの仕事だと思ってます。
 聞いてくるまでは、何かを教えようとはしません。
 むしろ、コーチの方が選手から教わることが多いんです。」


そこで、阪神ファンの私は、
首位打者と打点王を取った今岡さんのキャリアからすると、
積極的にアドバイスをしたりしてもいいのではと思い、
「でも、ついつい言っちゃうことないですか?」
と意地悪な質問を。

 

今岡さん

 「そこは我慢ですね~w」


私の行動指針の一つに、
「人は必ずその人の中に答えを持っていると信じる」
というのがあり、共通しているなぁと感じ、
二人で意気投合して対談を終えました。


私は、阪神タイガースが日本一になった時、
テレビ観戦しながら、今岡さんのことを思い浮かべていました。
心の中で苦労していた選手のことを
我が子の事のように喜んでおられるんだろうなと。


人生において誰にでも、うまくいかずに迷い、
悩むことが何度も訪れます。
私にも何度もありました。
ですが、困った時にコーチ役はいませんでした。

そんな時、悩みに悩んでグチャグチャになった考えや想いを
誰かに聞いてもらうだけですっきりしたんじゃないかなと思います

信頼を寄せるコーチ役と一緒にありたい姿に行けるように、
第三者から見て冷静にフィードバックをいただいたりして、
考えることができたのなら、
私の人生もきっと違ったものになっていただろうと思います。


とはいえ、コーチを付けるとなると、
お金も費用も掛かりそう…
自前でなんてとてもとても…と、しり込みしがち。


そこで、まず自分のココロがどう考えているか
囁いているかに耳を澄ますことからはじめてみるのはどうかな、と思います。


次回は、自分で自分をコーチングする?!
セルフコーチングについてお伝えします。