若手の育成だけになっていない?長の育成は?
先日、某業界の世界のリーディングカンパニー
の3年目研修をやってきました。
業績が安定的に素晴らしいだけでなく、
皆、優秀だけれども、とても素直で、
いい会社なんだなぁ~と思いました。
素直で頑張る参加者さんの研修は
講師をやっている私も楽しいですね♪
ところで、研修や育成というと、
新入社員研修から始まって体系的な研修は、
新任幹部研修くらいで終わるところも多い印象です。
中小企業の場合は、一社で研修をやるのは難しい
ケースもあるのでOJTや外部研修に派遣する
場合が多いですね。
課長や部長といった「長」の育成は、
結構、「その人任せ」になっているケースも
多いように思います。
大手はそれでも部長研修や課長研修が
あったりもしますが、中小企業では
「その人任せ」の印象がとても強いです。
長に必要な姿勢や技能が、その前段階で
修得されていないのであれば、
研修等も必要だと思います。
長の育成、どうされていますか?
ちなみに、長のOJT育成という観点で言えば、
「任せる」ことが育成になります。
これは、「その人任せ(放置)」とは違います。
見守っているけど、グッと「ガマン」して
「任せる」ことです。
なぜなら、課長や部長という「長」の仕事は
与えられた範囲で「意思決定する」ことだからです。
一々、社長や上級幹部が指示をしていたら、
「長」は育ちません。
長の候補者や、長になりたての人は、
社長から見ると不安で、危なっかしいでしょう。
それでも、基本は、「ガマンして」「任せる」
が基本になります。
意思決定する基準、理念や行動指針や、
会社のミッション・ビジョン・目標への
理解度を確認して、
意思決定の軸を共有したら任せる。
そして、たくさん「意思決定」してもらう。
これが大切です。
ところが、つい、社長や上級幹部が
やってしまうミスがあるんですね。
さて、何でしょうか?
次号でその内容と対策をお伝えします。