一緒に汗をかくことでの学び(2)

前号の続きです。

グロービス経営大学院の開催する1000人超の
ビジネスカンファレンス「あすか会議」の
学生企画委員を、手弁当で、
三ヶ月・一日二時間くらいやっていました。

俗に言う座学でなく、チームでプロジェクト
活動することで良かったことの続きです。



■よかったこと(4)

仲間の輪が拡がりました。

仕事で知り合う場合と異なり、
イベントを成功させようという共通目的
以外に利害関係がありません。

趣味などで知り合う場合と異なり、
その人のコトへの向き合い方や
価値観・スキルまで分かります。

一緒に共通目的に対して妥協せず
ご一緒するからこそ得られる繋がりです。



■よかったこと(5)

大きなプロジェクトを動かすために
丁寧な準備をすることの大切さを
仲間の動きから学ぶことが出来ました。

今回、新しい場所で新しい試みもあり
ましたが、イレギュラー対応含めて
非常に丁寧にマニュアル化してくれて
いました。

私は日常1000人規模のイベントを
55人の運営メンバーで企画運営することは
ないので、仲間の準備がとても勉強になりました。



■よかったこと(6)

効率とメンバーの自主性発揮・成長機会の
バランスの難しさを体感できました。

プロジェクト当初、もっと上層部で
決めてテキパキ進めればいいのに・・・
と思ったことが多くありました。

しかし途中から、メンバー皆の主体性と
智恵と工夫を活かしたいからあえて、
空白地帯・未決事項を意図的に残している
のでは感じるようになりました。
(実際、そのような意図もあったようです)

効率と主体性・創造性の調整について
考える機会を得ることができました。



■よかったこと(7)

何より、参加者価値の最大化に皆が注力した結果、
たくさんの「ありがとう」がもらえたことです。

私の担当したリーダーズディスカッションという
企画では、登壇者と同数の60名弱の
セッション・ファシリテーターを
募集するのですが、彼らも手弁当のボランティア
です。学び大きいとはいえ、負担も大きい
訳です。でも、お声がけすると、多くの
メンバーが「声を変えてもらえて嬉しい」
と喜んでやってくれました。

あすか会議にいくと、沢山の人が「ちーさん」
と声掛けてくれました。やってくれて
「ありがとう」と言ってくれました。
一緒に創り上げてくれて、ありがたいのは
私の方なのに、本当にありがたい。



ここまで7つほど、やってよかったこと
という形でお届けしてきました。


メルマガという媒体の特性上、
便宜上、上記の言葉にしていますが、
言葉ではなく、体感として感じ得たものです。

この体感は、誰のものでもなく
私のものです。体感を伴った学びだから
風化しないと思います。

判断や行動の新しい指針や基準の
一つになると思います。


頭でっかちは、AI革命時代に相対的に
重要度が下がっていくことは間違い
ありません。

ぜひ、体験に飛び込んでいきましょう♪

快適空間・コンフォートゾーンに留まらず、
一歩踏み出して、違う体験を自分に
プレゼントしていきましょう。