「ピラミッド型 階層イメージ」の活用について
チームSKM 経営コンサルタントの吉田です。
ピラミッド・ストラクチャー手法とは少し
異なります。
ピラミッド型階層イメージというのは
抽象的な概念を整理し、伝えるための
フレームワークです。
経営層やリーダーにとって、組織や施策の構造を
わかりやすく共有する手段として、
非常に有効と思います。
多くの人が目にしたことのある
代表的なピラミッド階層の例として
【マズローの5段階欲求説】
「自己実現欲求」→「承認・尊重の欲求」
→「所属と愛の欲求」→「安全の欲求」
→「生理的欲求」
【企業理念の階層構造】
「経営理念」→「経営ビジョン」→「企業戦略」
→「事業戦略」→「機能戦略」
(グロービス・マネジメント・インスティ
テュート編著)
【学習定着率モデル(ラーニングピラミッド)】
私が以前「さんよし会のブログ」で紹介させて
頂いた、7段階のモデルです
教育・研修の場面で活用され、効果的な学習方法の
比較に使われます。
【 組織の階層構造】
「社長」→「部長」→「課長」→「一般社員」
いわゆるカースト制度 ヒエラルキーと呼ばれるものです。
このように、ピラミッド型の表現は複雑な要素を
階層化し、視覚的に整理することで、
受け手の理解を促進できます。
最近学んだアイビーのキャリアコンサルティング
技法の中での解説で、マイクロ技法は非常に
難解なので、11段階の「マイクロ技法の階層表」
でピラミッド型で表現されていました。
(それでも覚えるのは難しいですが・・・)
今週受講した3つの講義では、
受講した全ての講義において
各々のテキストの中に複数のピラミッド型での
説明資料・参考図が入っていました。
その一つの事例としては
ある企業の経営理念の階層図の考え方に
前掲の企業理念の考え方に経営方針や
パーパスを入れたことについて考え方が混ざり
わかりにくくなっていると講師の方が
説明されていました。
私はうまくまとめられている事例と思ったの
ですが、講師の方の言うとおり、シンプルで
あることと階層間のつながりも大事と思いました。
もう一つの事例としては
企業のコンサル支援の現場では
内閣府が提唱する「経営デザインシート」が
用いられ、有効な手段として活用されますが、
実際には“絵に描いた餅”になりがちだと
いう言われて、簡単なピラミッド階層のイメージで
説明が必要と言われていました。
その事例として言われたのが
皆さんよくご存知のマーケティング・ミックスです
- 誰に(ターゲット)
- 何を(価値・提供内容)
- どのように(手段・チャネル)
このようなツールで ピラミッド型に落としむことで
階層別に整理され、情報も共有されます。
具体的に・階層別に整理することで、
施策の具現化とその実効性が高まり、情報も共有化され
やすくなり「経営者」「リーダー層」と「従業員」との
合意形成もスムーズに進むと思われます。
是非、オリジナルのピラミッド型階層イメージを作成して
活用してみてください。