経営計画の誤解
仕事柄、色々な方と経営計画に関する話をすることがあります。
その中で、とても私には違和感があるけれど、多くの方が持っている
「経営計画」に対するイメージがあります。
とある金融機関にお勤めだった方と移動の車中で話していた時を少し加工
しつつ再現して、どういうことか?をお伝えしたいと思います。
仮にAさんとします。
A「佐々木先生は、経営計画の売上をどう計算されていますか?」
私「どうというと?」
A「3年後の数字とか現状を分析しても予想精度上げるのが難しくて…」
あなたは、どう感じましたか?
私は、こんな返事をしました。
「予想する」っていう発想がそもそもおかしくないでしょうか?
現状分析は大切。しかし現状からだけ未来を予想して良いのでしょうか?
今この瞬間にも経営環境は変っていく。
今からでも、新しい取り組みも行える。
金融機関の立場から保守的に見積ることは理解できますが、経営の観点で言えば
計画とは「意思」なので、究極的には、根拠なんていらないのです。
計画は、本質的には、人に説明するものではなくて、
自分のためにたてるものです。
未来を企画・意図して、それに向かって、PDCAし続けるだけなんです。
現状からの予想的発想では、ワクワク感も、創意工夫も生まれません。
ワクワクできる企画しましょう。
意思としての計画をしましょう。
ワクワクする経営計画が重要です。
ワクワクするからがんばれます。
ワクワクするから結果が大きくなります。
もし、あなたの会社の計画が、予想的な発想で作られているなら、
一度、企画的・意図的に計画してみませんか?
※金融機関等の支援を仰ぎ、再生計画を進める場合などは異なる側面もあります。念の為。