危険な発想「私だったら」

おはようございます。

社長・右腕・リーダー の一体チーム
づくりで、働きがいと業績が両立する
人が輝くNo1企業づくりを支援します。

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

会社の成長には、
経営者に近い目線の右腕と、
現場を主体的に改善・成長させるリーダー
が必要です。

このメルマガでは、

右腕・リーダーを育て、
事業で成果を出すためのポイント

理念を核とした逞しい社風づくりと、
成果を導くマーケティング

これらを中心にお伝えしています。

★危険な発想「私だったら」

昨日の雪山さんメルマガでは、

上司と部下の意識の違いから、
上司は門戸を開いているつもりでも、
部下からすると話しずらい場合がある。

だから、上司が聴くことを目的
とする場を明示的に設けては
どうですか?

というようなお話でした。

私は大丈夫と思ってますが、
この思い込みこそが危険な訳で、

実は雪山さんも言いたいこと
相当に我慢している
かもしれません。

自分が、部下当事者でない以上、
絶対に大丈夫とは言えない訳です。

それを前提とした上で、
コミュニケーションが双方向で円滑か?
一定の信頼関係があるか?
を判断する参考にしていることは、

(1)仕事以外のプライベートな話を
 部下からしてくれるか?

(2)苦手なことや、上手くいっていない
 ことを伝えてくれるか?

(3)上司と違う意見を言ってくれるか?
 (全てが賛成というのは怪しい)

(4)宿題を出していなくても、
 部下から提案などがあるか?

などです。

(3)(4)は、部下の方の
性格や仕事への主体性によっては
ないかもしれませんが、

(1)(2)は誰にでも
当てはまると思います。

もう一つ、私も折に触れて
陥ってしまう危険な
思考パターンがあります。

それは、

「私だったら、言うのに」
「私だったら、相談するのに」
「私だったら、〇〇する」

です。派生パターンで、

「私が新人の時は、言っていた」
「私が新人の時は、普通に相談していた」
「私が〇〇の時は、〇〇していた」

というものもあります。

自分の知識や経験で物事を判断
している以上、この考えが頭をもたげる
のは、ある程度仕方ないとは思っています。

しかし「私」と「相手」は
別の環境、別の知識、別の経験、
別の固定観念をもった別の人間であるということです。

何を当たり前なことを!

と思われると思いますが、
胸に手を当てて問うてみてください。

相手にとってどうか?を考える時に、
私がどうか?は本質的には関係ないのですが、
本当に「私だったら」と考えていないでしょうか?

多くの人が「私だったら」という思考が
支配的になってしまうことが
多いのでは?と思っています。

私もその一人です。

なので、せめて「私だったら」と
心の声が言ってしまったときに、

「私は関係ない、〇〇さんはどうなんだろう?」

とカウンターパンチを出せるように
と思っています。

「私だったら」という思考が出てくる
ことはある程度、仕方ない。

でも、その時に「私だったら」思考
が出ているなと自分の思考に
自覚的でありたいものです。

そうすることで、自分の思い込み
をいくばくか排除でき、
より相手に寄り添うことが
できるようになります。