DX時代のキャリア開発(2)

中小企業の
HX(Human Transformation)と
DX(Digital Transformation)を支援し、
三方未来よし経営®を実現するパートナー

笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。


╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
 DX時代のキャリア開発(2)
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

キャリアコンサルタントとして、DX時代に
どのようなキャリア開発を考えていけばいいか?
を考えていこうというシリーズです。

今日は、以下の太字部分を触れます。

ーーDX時代のキャリア開発・シリーズ概要ーー

1.DX時代の日本の職場を取り巻く環境
  ・労働人口減少と生産性向上ニーズ
  ・人の業務のデジタル技術への移行
  ・VUCA時代に求められるもの

2.人とデジタル技術の棲み分け
  ・デジタル技術が人に優れるポイントとその事例
  ・AIが実現しつつあることとその事例
  ・人にますます期待される領域

3.DX時代のキャリア開発のポイント
  ・DX時代のキャリア開発における共通点
  ・経営者のキャリア開発
  ・リーダー・管理職のキャリア開発
  ・ベテランのキャリア開発
  ・若手のキャリア開発

ーーーーーー

以前もご紹介したリクルートワークス研究所
『未来予測2040』はとても関心を引かれる
レポートですが、その骨子は、労働人口は減少
するが、需要はそれほどへらず、
需要があっても答えられない「労働供給制限社会」
がやってくるというものでした。


ー・・・関連バックナンバー・・・ー

■労働供給制限社会で、経営でやるべきことは?
https://s-kando.com/archives/7970

■座して待つとどうなるのか?
https://s-kando.com/archives/7972

■「座して待つ」をやめるアイデアシリーズ
https://s-kando.com/archives/7974
https://s-kando.com/archives/7976
https://s-kando.com/archives/7980
https://s-kando.com/archives/7982

−・・・・・・・・・・・・・・・・・・−


現状のままでいけば、

極端に言えば、
生活者が、ひどく不便な暮らしを我慢するか?
働く人が馬車馬のように働くか?
になります。

実際は、その中間のどこかだと思いますが。


レポートの中で不足する供給不足の大きい職業として、
例えば、保険医療専門職というものがあります。

高齢化で医療サービスニーズは増えるものの、
それに応えられないケースが増えるという
ことです。

逆にいえば、増えるニーズに対応できる体制
を作れた医療機関は、非常に喜ばれて、
事業としても発展するということになります。

そのためには、

(1)働く人に選ばれ続ける組織
(2)デジタル技術を活用して、生産性を高める
(3)人とテクノロジーの上手なコラボレーション

こんなことが必要となってきます。


(1)は私の専門分野である組織開発の問題。


(2)は、
デジタイゼーション、即ち物理データのデジタル化
(医療なら電子カルテなど?)や、

デジタライゼーション、即ち単発のデジタル化
だけでなく業務プロセスのデジタル化
(医療なら、初診受付・診療・次回予約・その他コミュニケーション
 などをつなぐ一気通貫の仕組み?)

などになります。


そして、(1)と(2)を有機的につなぎ、
人がやるべきことを人が、
人でなくて良いところはデジタル技術を
はじめとしたテクノロジーで、
やっていけるように、
役割分担とコラボレーションが必要になります。


「AIに人の仕事が取られる危機」
「人の仕事を守れ!」

という意見は少し的外れで、
「供給制限社会」では、積極的に、
今まで人がやっていた仕事で、人でなくてよいところを
テクノロジーに引き継いでもらうことが重要です。

「デジタル技術さん」という人がいたとしたら、
「ぜひ助けて下さい♪」とお願いするイメージです。



とはいえ「今の自分の仕事」が変わる・無くなる
ことへの心理的抵抗感は誰しもあると思います。

しかし、経営的観点でいえば、対応不可欠なので、
どのみち変わる・無くなるものに、固執するのでなく、

私達ひとりひとりが、VUCA(激変の未来を見通しにくい)時代
に自らを変革(トランスフォーメーション)していく
マインドセットを持つことが大切ですね。


徒に現状に固執するのでなく、
環境に後追いで流されるので無く、
自らを主体的に変革していきたいものです。

それが、自分の人生の舵棒は自分で握る。
キャリア自律していくということになります。



※キャリア自律とは?
米国キャリア・アクション・センターでは
以下のように定義されています。

「変化する環境において自らのキャリア構築と
 学習を主体的かつ継続的に取り組むこと」



ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

▼(随時入会受付中)笑顔あふれる働き方と経営の▼
 共育コミュニティ『さんよし会』
https://s-kando.com/service/sannyoshikai

▼『笑顔仕事術』をお伝えする動画チャンネル▼
https://lit.link/sasakichihiro

▼メルマガ・バックナンバーはコチラ▼
https://s-kando.com/blog