自己肯定感と自己効力感4
おはようございます。
右腕・リーダー育成で、
一人当たりの稼ぎ(人時生産性)
が毎年伸びる会社、
社長も従業員も幸せな会社
を実現を支援する
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
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★自己肯定感と自己効力感(4)
ここまで、
「自己肯定感(自分丸ごとオールオッケー)」、
「自己有用感(お役立ちできている感)」
がどうやったら職場で育めるのか?
ということをお伝えしてきました。
「自己〇〇感」で、もうおなかいっぱい
かもしれませんが、とても重要なこと
なので、もう一つお付き合いください。
~~~ 自己効力感の私の定義 ~~~
「きっと出来る」と思える力・感覚
未来の自分を信じられる力。
自己肯定感が、
「今の自分丸ごとオールオッケー」
と自己認識できる力とすると、自己効力感は、
「未来の自分はもっと素敵になる」
と自分を信じられる力。(全体)あるミッションやタスクに対して、
「きっと出来る、なんとかなる」
と思える力。(部分)
~~~ ここまで ~~~
自己〇〇感が3つ出てきたので整理すると
【過去~現在】
自分丸ごと:自己肯定感←→自己否定感
〇〇について:自己有用感←→自己無用感
【現在~未来】
自分丸ごと :自己効力感←→自己無力感
〇〇について: 同上
こんな形になると捉えています。
反対を書くとよりイメージしやすいと思い
反対の言葉も書いてみました。
全体にせよ、部分にせよ、
現在~未来に向けて、明るい見通しを
持てる力とも言えるかもしれません。
・多少の失敗があっても次はきっと大丈夫。
・失敗したけれどもどこかで必ず成功する
・これは失敗ではなく、成功へのワンステップ。
なぜなら私は最終的に成功するから♪
そんなふうに思える人が自己効力感の高い人です。
当然「自己効力感が高い」と、
未経験のこと、結果が予想しにくいこと
でもチャレンジし易くなります。
これは、これからの経営に非常に
重要なファクターです。
なぜなら、今は産業革命や開国・明治維新
に匹敵する大変革期で、結果が予想できない
時代だからです。
少なくとも現状維持では衰退確実だけれど、
何をすれば上手くいくかは、
やってみないと分からない部分が多い
時代だからです。
前例をそつなく、早く、正確に
できる官僚的能力が通用しにくく
なってきています。
こんな時に、どんどん挑戦できる会社と、
なかなか踏み出せない会社では、
どちらが有利かは火を見るより明らかです。
では、どうすれば従業員の皆さまの
「自己効力感」高めることができるのか?
一言で言ってしまえば
(1)たくさん挑戦機会を与える
(2)失敗しても再挑戦できる環境・仕組み
(3)「自己有用感」を高める関わり
この3つが必要です。
そして、それを積み重ねることで
育っていきます。
~~~ 私の場合 ~~~
私の場合は、
少し消極的な自己効力感を
結果的に培ってきました。
受験や仕事で、かなり失敗するの
だけれど「なんとかなってきた」
という消極的な自信です。
「欲しいものは全て手に入れてきた」
という強く・積極的な自信や実績
ではないのですが、自信は自信に違いなく、
次も「なんとかなる」だろうと
思える楽観性があるのです。
(さぼるということではないです)
(1)挑戦機会
中学受験~就職活動で。
就職後も定型業務はほぼゼロで、
未経験の仕事が多かった。
小さな挑戦機会が多かった。
(2)再挑戦
小さな失敗を沢山したが、
挑戦機会を奪われることは
一切なかった(有難い!)
(3)自己有用感
失敗で人格否定などされた
ことはなく、取り組みを評価してもらえた。
小さな自己有用感の積み重ねが、
自己効力感になっていると感じます。
(本当にありがたい!)
~~~ ここまで ~~~
たくさんやってみて、
たくさん成功すれば言うまでもなく
やればできるんだと言うイメージが
自分に植え付けられていきます。
しかし実際はたくさん挑戦すれば
失敗することも多くなります。
その時に失敗に対して
どういう認識をするかによって
「私はやってもどうせできない人なんだ」
と思うか
自己効力感のある人になるか
が分かれていきます。
例えば失敗したときに、
「だからお前はダメなんだ」といった
フィードバックをたくさん受けると
「私はやってもできない人なんだ」
と言う学習が罪重ねられていってしまいます。
逆に、失敗しても
「ナイストライ!今回は〇〇が学べたね♪
次はきっともっとまくいくね!
さあ次に行こう♪」
そんな感じのフィードバックが
たくさんあればこの失敗は、
失敗ではなく成功への学習ステップになります。
そしてやればやっただけ、
成功確率は高まりますし、
最終的に成功するので
自己効力感が高まります。
もちろん、その人それぞれの気質や、
その時点での能力といったものは違いますが
会社として
(1)たくさん挑戦機会を与える
(2)失敗しても再挑戦できる環境・仕組み
(3)「自己有用感」を高める関わり
をやっていけば、少しずつ、
職場の仲間の自己効力感は高くなり、
能力も高まっていきます。
会社も環境変化に対し積極的に
挑戦ができる会社になっていきます。
明日は、自己肯定感・自己効力感ともに
高めるためのたった1つのポイント
をお伝えしたいと思います。