自己肯定感と自己効力感3

おはようございます。

右腕・リーダー育成で、
一人当たりの稼ぎ(人時生産性)
が毎年伸びる会社、

社長も従業員も幸せな会社
を実現を支援する

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

連載記事

自己肯定感と自己効力感(1)

https://s-kando.com/archives/4911

自己肯定感と自己効力感2

https://s-kando.com/archives/4913

自己肯定感と自己効力感3

https://s-kando.com/archives/4915

★自己肯定感と自己効力感(3)

前回、自己肯定感がどうやったら
高まるか?ということで、
私の今までを振り返ってみました。

自己肯定感は、
『自分丸ごとオールオッケー』
という感覚なので、

職場だけでカバーできるものでは
ないですが、職場で出来ることも
沢山あります。

今日は、「自己肯定感」と誤用され
やすいけれど関係もある
「自己有用感」を触れます。

~~~ 自己有用感とは? ~~~

「私は人のお役に立てている」
「私は有能である」そういった感覚。

~~~ ここまで ~~~

自己効力感との違いで言えば、
自己効力感は他人は関係ないですが、
有用感は相手の存在が前提になることです。

また、自己肯定感は「自分丸ごと」ですが、
自己有用感は「〇〇について」と部分です。

生まれもって、また私のように育ちの中で
自己肯定感を高く持てた人はラッキーです。

逆にそうでない人は
どうすれば良いのかと言うと、

私は自己有用感から少しずつ
自己肯定感を育てていけば
良いのではないかと思っています。

これは、職場で皆で
高め合っていけることだからです。

具体的に言います。

自己有用感は、マズローの
欲求5段階説で言う「承認欲求」
と比較的近い関係にあると思うのですが、
仲間の頑張りを承認・称賛することです。

●結果が出た時は盛大にお祝いする。

●結果が出なくても、美点凝視で
 そのチャレンジを皆で賞賛する。

●結果が出るプロセス途中でも、
 頑張りや工夫を良く見つけて
 見ているよ、素敵だねと伝える。

●お客様やお取引先様の喜びの
 声を共有し、言動と結びつけて称賛する。

●その人はまだ気づいていないけれど、
 外から見た時に成長が見えたら、
 すかさず伝え、称賛する。

があれば少しずつ育っていきます。

また、今ある仕事の意義・意味を
伝え続けることで、自己有用感が育ちます。

●一見、雑用に思われることにも、
 意味がある。その雑用的に見えるもの
 もあってこそ、大きなことが為せる
 ということを伝え、労う。

●一人ひとりの仕事が、
 目に見えるお客様や取引先様の先、
 地域や社会にどうつながっているのか?
 を学び、感じる場を設ける。

花粉症は、今まで何ともなかったものが、
急に花粉症になります。(なりました)

人には花粉を受け取めるコップがあり、
それを超えた瞬間にあふれ出して
花粉症になるというような
説明を聞いたことがありますが、

この逆で、自己有用感を貯めて、
貯めて、貯めた結果、

ある時、自己肯定感に
質的に転嫁していく。

そのように思います。

自己有用感を沢山感じられる職場、

成長のよろこび、ありがとうの幸せ
をたくさん感じられる職場。

働く意義と働き甲斐の伝わる職場。

こんな職場が増えていけば、
素敵ですね。

そうなれば、結果は間違いなく
おまけで、ついてきます。

次回は、「自己効力感」が高まると
どんな良いことがあるのか?
をお伝えしていきます。