エネルギーを引き出す感情を使う

ビジネスにおいて「感情」は
とても大切です。

不安や怒りにとらわれると
本来の力を発揮できません。

絶対に成し遂げるという強い想いは、
苦難を乗り越える力になります。

その場・その場の状況に踊らされる
と安定して高いパフォーマンスで
会社経営・部門経営はできないでしょう。

お客様が商品を購入する場合でも、
B2Cは勿論、B2Bの取引でも感情が
重要です。いつでも「理屈は後付け」
なところがあります。

今週は、働く私たちの感情について

感情に踊らされるのではなく、
感情の主人になるコツを
私が今までいろいろ学び、
試行錯誤してきた経験から
お伝えしたいと思います。

(お客様感情はまた別の機会に)

– – –

ここまで、

1.感情の言語化と客観視

2.困った感情の対応マニュアル

3.いい感情を先取り

とお伝えしてきました。

今日は、困った感情・いい感情ときて、
エネルギーを引き出す感情を上手く
活用しようというご提案です。

あなたは、どんな感情の時に、
エネルギーが溢れますか?

ここでいうエネルギーというのは
良い・悪いは関係なく、
純粋に気持ちのエネルギーが
高まる状態を言っています。

一般的には、「怒り」は
とてもエネルギーが高いですね。

どちらかというと、
いい気持ちよりも、不快系の気持ち
の方がエネルギーが高いかもしれません。

脳の原始的な感情は「快」と「不快」
ですが、生存上で重要なのは、
何万年・何億年?にわたって、
「不快」でした。

だから「不快」にまつわる感情の
方が一般的には強いのです。

「不快」の感情、たとえば
不安、心配、痛み、苦しみ、怒り
失望、絶望、疑い、憎しみ・・・
は「快」より強いです。

人間である前に、生物的に強いから、
意識してコントロールする必要があるわけです。

少し話が横道にそれましたが、
たとえば、代表的なエネルギーが
高い状態「怒り」や「憤り」が必ずしも
悪いわけではないのです。

社会的な問題への憤り「公憤」を
世界を変えたような人で
持っていた人は多いと思います。

たとえばガンジー。
非暴力・非服従でインド独立の父と
言われる誰もが知る偉人ですが、

彼はイギリスで弁護士資格をとり、
その後、イギリス領南アフリカに
わたります。

そこで、電車の一等客室からインド人
という理由で人夫扱いされ、
叩き出されたりします。

そのような体験から、社会的な怒りをもち、
南アフリカでの公民活動、
インドに帰国してからの運動に
展開していくわけです。

ガンジーのような偉人でなく、
凡夫である私の場合もお伝えします。

私のエネルギーが高い
感情の一つは「もったいない」です。

ものが「もったいない」という意味でなく、
せっかく、能力・才能・いいところがあるのに、
それを生かし切れていない人と出会う
と、「本当にもったいない!」と、
怒りと悲しみがミックスしたような
気持ちが出てきます。

この気持ちが全面に出ている時が、
私が一番、人に対してエネルギー高く
関われる時のようです。

なので、人に本気で関わるとき、
「もったいない」感情が出てきます。
場合によっては、半分意図的に
引き出して関わることもあります。

「怒り」の力で人の心を刺す言葉を
つむぎ、関わり、人を変える
メンターもいます。

感情とは個人的な体験なので、
人のことは、外から見た想像や見聞き
したことでしか伝えられませんが、

あなたにも強いエネルギーを引き出す
感情となるものがあると思います。

その感情を大切にしてほしいと思います。
その感情エネルギーを善なる方向に
向かわせることができれば、
今までとは違うパワフルな仕事が
きっとできます。

「(自然に)感情はなる」のではなく
「(意図して)感情にする」ものという
捉え方が大切です。

感情の奴隷で振り回されるのでなく、
感情の主人になって、
いつでも、いい状態で
仕事の成果を出していきましょう♪