ネガティブ・心配性の人と接した時に

ビジネスにおいて「感情」は
とても大切です。

不安や怒りにとらわれると
本来の力を発揮できません。

絶対に成し遂げるという強い想いは、
苦難を乗り越える力になります。

その場・その場の状況に踊らされる
と安定して高いパフォーマンスで
会社経営・部門経営はできないでしょう。

お客様が商品を購入する場合でも、
B2Cは勿論、B2Bの取引でも感情が
重要です。いつでも「理屈は後付け」
なところがあります。

今週は、働く私たちの感情について

感情に踊らされるのではなく、
感情の主人になるコツを
私が今までいろいろ学び、
試行錯誤してきた経験から
お伝えしたいと思います。

(お客様感情はまた別の機会に)

– – –

ここまで、

1.感情の言語化と客観視

2.困った感情の対応マニュアル

3.いい感情を先取り

4.エネルギーを引き出す感情を使う

5.身口意で感情の主人に

とお伝えしてきました。

今日は、自分ではなく、ご縁あった人が

ネガティブであったり、心配性
だったりして、なかなか力を発揮
できる感情でない時に、
どんな事ができそうか?

という観点でお伝えします。

まず自分の感情の主人であること
が大切ですが、ご縁ある方も
パフォーマンスでる状態にして
挙げられれば尚よしですよね。

関わる人をパフォーマンスでる
感情になっていただくための
基本的な考え方は、ここまで
お伝えしてきたものと同じです。

それをコンサルやコーチングの
手法を組み合わせて相手の方に対して
施していくイメージです。

相手に幸せになってほしい
という気持ちは大前提として、
一定の知識と技術があるに
越したことはないですが、

例えば、昨日の身口意の「意」、
相手の焦点を変えてあげるキッカケ
となる声掛けをしてあげるだけでも
プラスの効果があります。

相手がネガティブに思っていること、
不安に思っていることを、
プラスの側面で伝え返してあげるのです。

例を挙げます。

「私、心配性で・・・」
 →「慎重に仕事を進められるということですね」

「私、すぐにイラっときてしまうんです」
 →「感受性高いんですね、エネルギー溢れてますね」

「私、失敗ばかりで」
 →「これを克服したら、不器用な新人さん
   の最高の先生になれますね」

「混乱してきました・・・」
 →「混乱というのは進化成長の
   前段階だから、いいことですよ」

断片を切り取っているので、
少し短絡的ですが、違う観方を伝えるのです。
勿論、非言語もしっかり使って伝えます。

具体的な話もします。
少し前に、ある方の個別相談をZOOMで
受けさせていただきました。

その方は、「私のやりたいことは
あるのだけれど、何人にもニッチだから
ビジネスにならないと言われた。」とのことでした。

私は、ビジネスとしての可能性や具体案も
考慮した上で、「ニッチだからチャンス」
という観点をお伝えしました。

その時に頂いた、「他の人にも勧めたいか?」
というアンケート項目へのコメントを、
そのまま引用させていただきます。

~~~ 頂いた個別相談の感想 ~~~

一言で言うと、前に進むための
エネルギーをいただけました!

「この分野はダメだよ」とハナから言われる
ことも多いマイナーな分野なので、
事業の内容や方向そのものに、
これで合っているのか、
本当にやっていけるのか、
自信をなくしかけていたところもありました。

でも佐々木さんは、私の話をじっくりと聞いて、
これまで培った経験でお役立ちできること、
強いニーズを抱える人もいることなど、

「やっている人が少ないからこそ、
第一人者になれる可能性もある分野ですよ」
と背中を押してくださいました。

具体的に、3つのアプローチ方法や、
今よりも深くニーズを聞けてキャッチコピーも
作れるようなアンケートの方法なども
アドバイスくださり、
かなり前進できそうな気がします!

私のように全体像がまとまらず
悩んでいる方にも、ぜひ受けて欲しいです!

~~~ ここまで ~~~

他にも沢山アンケート書いて
いただきましたが、私もこのように
書いていただけてコンサルタント
冥利に尽きます。

個別相談を申し込んでいただいた
Sさん、ありがとうございました。

周りの人が問題を抱えている時に、
やり方を伝えるだけでは
上手くいかないことも多いです。

勿論、気持ちだけでうまくいく
というつもりもありませんが、
感情をいい状態にしてあげると、
上手くいく可能性がグッと上がります。

ぜひ、自分の感情だけでなく、
周りの人の感情もいい状態にして、
職場の空気を素敵なものに
していってくださいね。