衰退市場で成長し続けるイエローハットの戦略とは?
こんにちは。
佐々木感動マーケティングの
雪山さやです。
毎週日曜日の
感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。
★衰退市場で成長し続けるイエローハットの戦略とは?
自動車離れが加速する中、
競合とは対照的に業績拡大を続けている
カー用品販売イエローハットの戦略について
ご紹介したいと思います。
長らくイエローハットは
業界2番手でした。
しかし、2016年ごろから
業界No.1のオートバックスを抜き、
今では営業利益は業界トップになっています。
リーマンショック後の赤字から
イエローハットがV字回復した戦略には
・赤字の海外事業の割合を減らす
・居抜き物件を探し、コストを抑えて出店する
などが取られています。
その中でも、
自動車離れとともに起きた
顧客ニーズの変化をうまく捉えた
「店舗の小型化・店舗数の積極増加」
に鍵があると思います。
カー用品のお店というと、
大きな店舗を構えているイメージがあります。
しかし、
イエローハットは居抜き物件をそのまま使い
出店のコストを抑えながら、店舗の小型化をして
店舗数を増やし、顧客接点を面でおさえにいっています。
実際に、オートバックスの1.5倍近くまで
小型店舗を増やしています。
小型店舗数を増やした理由は
・車離れと言われている昨今
趣味として車の装飾品を探しに来る人は減った
・壊れた部品の交換など明確な目的を持って
訪れる顧客が増えた
という点にあります。
大型店を構え、
様々な商品を取り揃える必要性が薄れていると
市場を読み、この戦略に踏み切りました。
このような顧客ニーズの変化をうまく捉え、
特に「アクセスのしやすさ」に重きを置いた
イエローハットの戦略勝ちだと感じました。
・コストを抑え小型進出
・顧客接触機会の面を増やす
というのはイエローハットに限らず
一般的な「市場浸透戦略」です。
事業戦略を考える際に
「どうやって事業を展開していくのがいいか?」
考えるためのフレームワークに
アンゾフのマトリクス
というものがあります。
こちらの動画で佐々木さんが解説していますので
自分のビジネスにうまく転用できないか、
ぜひ考えるきっかけにしてみてください♪
Youtube動画
【ビジネスフレームワーク】新商品・事業開発を考える-アンゾフのマトリクスの使い方-
https://youtu.be/uMQwBudSal8