特別連載:三方未来よし経営を実現するには?(4)
理念を核とした組織開発と事業開発で
働く人の幸せと、業績向上体質をつくる
三方未来よし経営®のパートナー
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
働く人よし・お客様よし・会社よし・未来よし
の「三方未来よし経営」のポイントについて
一度まとめてみました。
こちら、無料メール講座
『三方未来よし経営 無料メール講座』を
ほぼノーカットでお届けする内容です。
今日は、第3回です。
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【Contents】三方未来よし経営を実現するには?(4)
「お客様よし」
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『三方未来よし経営(R) 無料メール講座』
ここまで、
■第1回 企業を取り巻く環境変化
・人口減少社会
・AI革命
・ESG経営という潮流
→「人財獲得競争」時代
■第2回 「働く人よし」とは?
働く人に選ばれ続ける経営とは?
・後ろ向き離職の多い会社の三大特徴
・会社の未来が見えない
・上司が尊敬できないor気の毒
・人間関係が悪い
・働く人に選ばれ続ける経営の三大特徴
・選ばれ続けるための方針
とお届けしてきました。
今回は、「三方未来よし経営」
・働く人よし:働く人に選ばれ続ける経営
・お客様よし:お客さま・ファンに選ばれる経営
・会社よし:理念実現と3つの報酬が充実させる経営
・未来よし:未来にしっかり投資・恩送りできる経営
のうち、
『お客様よし:お客さま・ファンに選ばれる経営』
について考えます。
新入社員研修で、私がよく出すクイズがあります。
それは、
「私達のお給料は、誰が支払ってくれているでしょうか?」
というものです。答えは勿論、「社長でなくお客様」。
社長のポケットマネーからお給料が出ている
のではなく、お客様の「ありがとう」高が、
を売上という形になり、諸経費等を引いて、貢献等に
応じて出来るだけ公平に分けたものが給料ですよね。
だから一刻も早く「新人だから、○○」と
言われない人になりましょう。
お客様にとって、あなたが新人かどうか?は
まったく関係のないことだからです。
新人意識を捨てて欲しい、プロ意識もって
欲しいから、そんなお話をします。
言うまでもないことですが、
企業の生殺与奪件を握っているのは
社長ではなく、お客様です。
いくら「働く人よし」を一生懸命取り組んでも、
お客様に愛想尽かされては、
永続的な「働く人よし」は成立しません。
勿論「会社よし」も成り立ちません。
「未来よし」の活動もできません。
なので、三方未来よし経営は、
部分最適でなく全体最適、
現在最適だけでなく未来最適を
考えなければいけませんが、
起点とすべきものがあります。
それが「お客様よし」です。
お客様起点での三方未来よし経営です。
「お客様よし」を実現することを
スタートとして、「働く人よし」
「会社よし」「未来よし」を成立させる
考え方が必要です。
価値創造・実現の流れは、
「働く人よし」
↓
「お客様よし」
↓
「会社よし」
↓
「未来よし」
ですが、「お客様よし」が成り立つ前提
で、この価値創造の流れを
つくるということになります。
では、「お客様よし」はどうすれば
実現するのでしょうか?
「働く人よし」の社風・会社をつくる
だけでは不十分です。
社風・人財開発力を、
価値創造力に転化させられないと
「お客様よし」になりません。
温かい社風や仕組みづくりと、
研修に力を入れているけれど、
経営が苦しくなる会社が時々ありますが、
それは社風人財開発力を価値創造力に転化
させるところが上手くいっていないからです。
そこは注意したいところです。
そこを押さえた上で、
「お客様よし」を実現する大きな方針が
2つあると考えています。
■お客様よしを実現する2大方針
(1) 商品・サービスのQCD(品質、コスト、納期)、
つまりスペックで勝負する方向
(2)購入を通した得られる体験・感情で勝負。
働く人や、会社の理念・世界観の
ファンになってもらうイメージです。
もの不足の時代は、(1)だけでも十分成り立ち
ましたが、成熟社会・日本においては(1)と(2)
の両方が必要です。
(1)は、「働く人よし」の社風・人財開発力を
価値創造力につなげることが必要です。
(2)については、「働く人よし」で輝く働く人の
存在や社風、そして理念・世界観が重要です。
例えば、理念策定から10年以上、
営業時間を減らしながら売上倍増、利益数倍を
実現している長坂養蜂場の場合、
徹底的にお客様視点を大切にしながら、
(1)毎年何十という新商品を開発
(2)人が輝く社風づくりを徹底し、
働く人やお店の空気が、
他社にマネできない魅力になっている
ということで、ファンが絶えず、
成長を続けています。
「お客様よし」を起点に、
「三方未来よし」を実現していく。
人を大切にする経営を志向されて
いる経営者・リーダーこそ、
このことを忘れないようにしたいものです。
次回は、「会社よし」について触れていきます。
※補足
特に成熟社会・日本では、一過性のお客様
よりもファンの存在が重要です。
パレートの法則(全体の構成要素の2割が、
全体の8割に貢献しているという経験則)
を持ち出すまでもなく、利益やブランドを
支えてくれるのはファンの存在だからです。
PS.
記事に対する感想や質問など大歓迎です。
是非このメールに返信ください。
ーー発行者ーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社佐々木感動マーケティング
代表取締役 佐々木千博
中小企業診断士・キャリアコンサルタント
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授
【お問い合わせ先】 https://s-kando.com/contact
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