DXにより事業変革を成功させるポイント(12)

HX (Human Transformation)と
DX (Digital Transformation)を支援し、
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笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。



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 DXにより事業変革を成功させるポイント(12)

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ーーDXにより事業変革を成功させるポイントーー

1.なぜ今、DXが求められているのか?
 ・第四次産業革命(IT・IoT・AI等の進化)
 ・環境対応力が求められるVUCA時代
 ・人財獲得競争時代
 ・SDGsとESG経営

2.DXの可能性を事例から学ぶ
 ・顧客価値を変革するDX
 ・業務を変革するDX
 ・意思決定を変革するDX
 ・働き方を変革するDX
 ・新しい市場を創造するDX

3.DXにより事業変革を実現する考え方
 ・事業変革のための事業戦略の立て方
 ・組織人財→業務→顧客価値→経営成果の4階層で考える
 ・手段としてのデジタル技術活用

4.DX実現の鍵となるDX人財と企業文化の変革
 ・事業変革の決断はトップ層しか出来ない
 ・誰にDX推進を委ねるべきか?
 ・KKDから新KKDへの転換
 ・部分最適から全体最適へ
 ・投資対効果の考え方

5.DXで事業変革を推進するステップ
 ・目的・目標と課題の明確化
 ・次世代のDX事業戦略策定
 ・実行計画の策定と体制構築
 ・アジャイル開発
 ・運用・保守・改善と見直し

 

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ここまで社長が決断して、
DX推進リーダーを指名するところまで来ました。

ここからは具体的にDXを進める
ステップに入りたいと思います。

DXで実現したいゴールによって、
細かいところは当然変わりますが、
一例として示したいと思います。


DXは全社変革ですから、
時流を踏まえて我が社の方向性、
ビジョンとビジョン実現のためのDX推進
を社長からコミットしていただきます。

クドいですがデジタル技術活用は手段なので、
そもそも私達の会社をどうしていきたいか?
をきっちり周知・共感共鳴を得るのがポイントです。

また推進リーダーやチームを指名して
全社一丸となって進む素地を作りたいですね。

Step1.キックオフ
  Step1-1.社長のコミットとプレゼン
  Step1-2.推進リーダー・チームの発表

  Step1-3.協力体制の構築


ここからは、推進チームが中心の活動です。
勿論、随時社長も支援するし、都度決裁等します。
(社長がリーダーのケースもあると思います)

推進チームで改めて目的の確認と、
具体的な目標や課題の明確化をします。
事業戦略の立て方で述べた内容と重複する
ところもありますが、改めてプロセスを踏むこと
プロセスを共有することが大切です。
プロセスを経ない理解は、本物の理解になりません。

Step2.目的・目標と課題の明確化
  Step2-1.目的の確認
  Step2-2.目標の明確化
    このプロジェクトで何を為しえるのか?
    SMARTゴールを定める。
    ここでの明確さは重要。
  Step2-3.ゴールに対応した現状を洗い出す
    現状把握
    使える経営資源
    不足している経営資源
  Step2-4.課題化
  Step2-5.重点課題の選定
                  

取り組む重点課題が明確になれば、
それを解決する道筋を決めます。
『新しい価値創造、UX向上』という
最上段のテーマとした場合、大凡以下のような
検討がなされるのではないか?と考えます。


Step3.DX推進方針の策定
  Step3-1.UX(UserExperience)変革の仮説立案。
  Step3-2.仮説をデータで検証
      データがない場合は、
      必要なデータを定義して収集から

  Step3-3.必要に応じてプロト版を開発、検証

  Step3-4.DX推進方針の決定



方針が決定すれば、DX実現の要件定義
(目標や要求事項を明確に定義すること)
をしていきます。一般的に要件定義では
以下のようなことを決めます。
内容によって、どこまでやるかは別ですが、
要素としては必要なコトです。

Step4.要件定義
  Step4-1.達成すべき目標や目的を定義
    開発メンバーと共通の目標を持ち、
    システムの方向性を明確にする

  Step4-2. 開発範囲を決める。やることと、
    やらないことを明確にする。これがないと無限に拡大。

  Step4-3.システム要件の定義
    必要な機能や機能の優先順位、データの取り扱い、
    機能要件、セキュリティ要件など

  Step4-4.非システム要件
    体制や運用に関わる部分の要件も決めます。


  Step4-5.制約条件の明確化
    人員体制、予算、スケジュール、その他利用できるリソース

  Step4-6.文書化。明文化は重要です。開発やテストにも必要です



このStep4からシステム開発会社とやるケースが多いですが、
経験がない場合や、DX推進リーダーがこれからの
成長を期待してという場合は、その前段階から
専門家等の力を借りる方がよいと思います。

また内容によっては、フルスクラッチでなく、
既にあるサービスを使う場合もありますし、
ノーコード、ローコードと言われる
プログラムをあまり書く必要のないもので、
自社開発する場合もあります。

これは業務を知るメンバーが自分でトライ&エラー
しやすいので、理に適っているところもあります。

DXに対する知見も溜まります。



いずれにせよ、どこまで厳密にやるか?
は別として、上記のような進め方をしていきます。


ここまでで、
「そうだよね」とか、「私ならこうするかなぁ」
というイメージが持てない人は、
先に本などで独学するか、専門家の力も
借りた方がよいと思います。



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