DXにより事業変革を成功させるポイント(7)
HX (Human Transformation)と
DX (Digital Transformation)を支援し、
三方未来よし経営®を実現するパートナー
笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。
DXにより事業変革を成功させるポイント(7)
DXシリーズ 第2弾。
『DXにより事業変革を成功させるポイント』
今日は「業務を変えるDX」の事例を見て
いきたいと思います。
自社で出来ることないだろうか?という視点で
みていきましょう。
ーーDXにより事業変革を成功させるポイントーー
1.なぜ今、DXが求められているのか?
・第四次産業革命(IT・IoT・AI等の進化)
・環境対応力が求められるVUCA時代
・人財獲得競争時代
・SDGsとESG経営
2.DXの可能性を事例から学ぶ ・顧客価値を変革するDX
・業務を変革するDX ・意思決定を変革するDX
・働き方を変革するDX
・新しい市場を創造するDX
3.DXにより事業変革を実現する考え方
・事業変革のための事業戦略の立て方
・組織人財→業務→顧客価値→経営成果の4階層で考える
・手段としてのデジタル技術活用
4.DX実現の鍵となるDX人財と企業文化の変革
・事業変革の決断はトップ層しか出来ない
・誰にDX推進を委ねるべきか?
・KKDから新KKDへの転換
・部分最適から全体最適へ
・投資対効果の考え方
5.DXで事業変革を推進するステップ
・目的・目標と課題の明確化
・次世代のDX事業戦略策定
・実行計画の策定と体制構築
・アジャイル開発
・運用・保守・改善と見直し
ーーーーーー■意思決定を変革するDX
■BIツール
意思決定を支援するために、データ分析
や情報可視化する技術・手法です。
有名なツールとしてはTableau(タブロー)や
Microsoft PowerBIなどがあります。
分析したものを意思決定に使えるように
多面的に視覚的に把握したりできます。
※詳細はそれぞれでググってくださいね。
後で紹介する
■需要予測など(えびや・EBILABの事例)
えびやは、伊勢神宮のちかく、おかげ横町に
ある創業100年超の食堂です。
少し前までEXCELすら使って居らず、
超アナログ会社だったのです。
ですが、現社長になってから、EXCELから
使い始め、今や極めて高い需要予測精度で
業績を大幅に高めてられます。
自社でDXツールの開発含めてどんどん
やりだして、今はグループ会社を
作って外販もしています。
出来ることはサイトによると
以下のようなことです。
・データを正しく取得
・店舗の数字を日次で管理
・見込み客数予想
・商品のABC分析
・顧客属性の把握
・広告の効果測定
・トレンド分析
・顧客満足度調査
こういったことが見えてくると、
それに基づいて仕入も、メニューも
プロモーションも考え方が変わってきますよね。
これからは、こういったデータと分析と
自分の思考・知恵を組み合わせる
働き方がホワイトカラーの働き方に
なっていくのだと思います。
ーーーーー
■働き方を変革するDX
「DXは人の仕事を奪う」という話をする人も
いますが、過去の産業革命で、人が厳しい
肉体労働から解放されたように、
単なる情報伝達やデータ処理という雑務
から人を開放してくれる。
人が人らしく働けるようにしてくれる
と考えた方がよいように思います。
■リモートワークの功罪
これは体感している人も多いと思います。
しかし、ただリモートワークを導入する
だけでは上手くいかないことも多いです。
(プラスの側面)
・場所に縛られずに、自宅やカフェ、
旅先、色々な所で仕事ができるように
・働く時間帯がより柔軟になり、画一的な
時間でなく、ライフスタイルにあった
働き方がしやすくなりました。
・オンライン会議やチャットが一般化、
対面での会議や打ち合わせが減少。
時間とコスト削減に貢献しています。
(留意点)
・自己管理能力の重要性が増しました。
・自由に会議などしやすい反面、
人によっては早朝や深夜などにも
気楽に会議入れてしまうなんてことも
あるかもしれません(私ですねw)
・オンラインのコミュニケーションの
コツはあります。
・技術や変化への対応力が必要
・無用の用である雑談などが減って
人間関係が作りにくくなったりする
ケースもあるでしょう
■オフショア開発から見る働き方
リモートワークと関連しますが、
仕事がデジタル化してくると、
仕事する時間も場所も同じにする必要がなくなります。
オフショア開発(ビジネスプロセスの一部
または全部を海外の第三者に委託してIT開発などすること)
などが一般的になっているのもそういうことですね。
すると、オフショア開発を依頼する側も、
オフショア開発を受ける側(日本は少ないかもです)
でも、働く相手も働き方が変わりますね。
■工場での製造業務も変わる
私の生まれ育った故郷 京都府宇治市にヒルトップ
という会社があります。3Kの町工場から、
NASAからも注文が入る会社に大変身した会社です。
この会社の専務が、インタビューで
こんなことを言われています。
『人がやるべき仕事は、デザインや設計、
企画など創造力が必要な知的作業だと
私たちは考えています。
しかし今までは当たり前のように、
細かい作業まで人が行っていた。
そこで、何も考えなくてもできる単純作業を
機械に任せようと、工場の自動化計画を
スタートしました。
「量産ものはやらない」
「ルーティン作業はやらない」
「職人はつくらない」などの
ルールを決めて、経営をシフトしました。
一般的な鉄工所では、全体の仕事の8割が加工作業、
2割がデスク作業ぐらいの割合でしょうか。
当社では割合がその逆です。
日中は社員がデスクでプログラムをつくる。
夜中に機械が全自動で機械加工を行います。
工場の自動化の結果、人は創造力が
求められる知的作業に集中できるようになりました。』
引用:https://www.dodadsj.com/content/200221_kyoto-hilltop/
デジタル技術の活用で仕事も割合が
全く変わってしまったという好事例と思います。
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
▼(随時入会受付中)笑顔あふれる働き方と経営の▼ 共育コミュニティ『さんよし会』
https://s-kando.com/service/sannyoshikai
▼『笑顔仕事術』をお伝えする動画チャンネル▼
https://lit.link/sasakichihiro
▼メルマガ・バックナンバーはコチラ▼
https://s-kando.com/blog