DXにより事業変革を成功させるポイント(11)

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笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。

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 DXにより事業変革を成功させるポイント(11)

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ーーDXにより事業変革を成功させるポイントーー

1.なぜ今、DXが求められているのか?
 ・第四次産業革命(IT・IoT・AI等の進化)
 ・環境対応力が求められるVUCA時代
 ・人財獲得競争時代
 ・SDGsとESG経営

2.DXの可能性を事例から学ぶ
 ・顧客価値を変革するDX
 ・業務を変革するDX ・意思決定を変革するDX
 ・働き方を変革するDX
 ・新しい市場を創造するDX

3.DXにより事業変革を実現する考え方
 ・事業変革のための事業戦略の立て方
 ・組織人財→業務→顧客価値→経営成果の4階層で考える
 ・手段としてのデジタル技術活用

4.DX実現の鍵となるDX人財と企業文化の変革 

 ・事業変革の決断はトップ層しか出来ない
 ・誰にDX推進を委ねるべきか?
 ・KKDから新KKDへの転換 ・部分最適から全体最適へ 
 ・投資対効果の考え方

5.DXで事業変革を推進するステップ
 ・目的・目標と課題の明確化
 ・次世代のDX事業戦略策定
 ・実行計画の策定と体制構築
 ・アジャイル開発
 ・運用・保守・改善と見直し

ーーーーーーDX推進リーダーを選出したら、
具体的にプロジェクトを進めながら、
人財育成とデジタル技術による事業変革を
進めていくわけですが、その中で、全社的な
組織開発・人財育成もしていくことになります。


今日は、DX推進の中で、
デジタル化時代の組織風土をつくっていく時の
大切な観点をお伝えしたいと思います。


一つは思考フォーマット。
もう一つは視野の取り方です。


■思考フォーマットの変革

デジタル時代の思考フォーマットとして
「新KKD」というものがあります。

以前のメルマガに書きましたので、再掲します。


~~以下、再掲~~

「デジタル技術」をうまく活用していくことは、
もはや専門家でなくても
ビジネスパーソンの基礎能力でしょう。


江戸時代は、「よみ・かき・そろばん」でした。
DX時代は、「新KKD」です。

何もプログラムが書けないとダメということ
ではありません。(私も全然ダメです)


今は、様々なアプリケーションなどが提供
されていますし、ゼロからプログラムを書かなくても

ある程度の開発ができる
ローコード/ノーコード といわれる
開発環境も多くリリースされています。

日本で比較的有名なところでいえば、
サイボウズのkintoneなどでしょうか?


個々の開発知識は不要ですが、
使いこなすための基本的な思考フォーマット
はすべてのビジネスパーソンに必要でしょう。


それが「新KKD」です。

これは「新」とあるように「旧」があります。
対比すると分かりやすいので併記しますね。

「旧」KKD : 経験・勘・度胸

「新」KKD : 仮説・検証・データ


これからは、

・過去の経験だけに頼るのでなく、
 未来に仮説をもって常に仕事する。
 (つまり常に考え続けるということ。
 脱前例主義にも通じます)

・勘だのみで判断せず、
 実際にやってみて、検証して
 仮説の裏付けをしていく。
 (「やってみて」の所も大切です)

・度胸に頼んで仕事するのでなく、
 仮説・検証をすべてデータをベースに行う。
 (データというのは、EXCELのデータのような
 如何にもデータ!なもの以外も含みます)

ということです。

~~ここまで~~



旧KDDも大切です。
しかし、それにプラスして、データドリブン
(データに基づいて判断)する文化が大切です。

これがなければデジタル技術を全社で
使いこなしていけません。

ワークマンは、全員がEXCELを使うことで
データドリブンな社風をつくり業績を
伸ばしました。

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高度なプログラム等の知識ではなく、
EXCELでもよいのです。
常にデータ(数字)に基づいて考える
風土を作っていくことです。

それには、日頃の報告から数字で根拠を求める、
行動や成果を数字で表現させる
ことから始めてもよいと思います。

根気がいるかもしれませんが、これからの時代、
絶対的に必要になるので頑張りましょう。



■部分最適でなく全体最適で考える社風

DXは多くの場合、全社最適で考えた時に
最大限に効果を発揮します。

デジタル技術の活用には大きく
以下の三段階があると言われています。

(1)デジタイゼーション(Digitization)

アナログ情報をデジタルな形式に変換。
例えば、紙の書類をスキャンして電子化などです。
情報の保存・管理やアクセスの効率化が出来ます。
ただし、これだけではビジネスモデルの変革や革新は難しい。

(2)デジタライゼーション(Digitalization)

デジタイゼーションに加えて、デジタル技術で
業務やプロセスを改善すること。
情報をデジタルにするだけでなく、新たな機能や価値、
生産性向上などの効果を生み出すことを目指します。
複数部門にまたがった改革となることが多いです。

(3)DX:デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)

ビジネス全体の根本的な変革や組織文化の変更を伴う、
デジタル技術を活用した継続的な事業変革。
企業がデジタル技術を中心にビジネスモデルやプロセスを見直し、
新たな価値を提供することを目指す。
業界の変革や新たなビジネスモデルの創造、顧客体験の革新
などが期待効果。



(1)であれば、部門内だけの考えでも出来るでしょう。

(2)になれば複数部門の視点が必要になるケースが多いです。
なぜなら業務プロセスは部署を多くのケースでまたがるからです。

(3)では全社最適の視点が必要になります。
皆が価値提供という観点で、全社最適を考えていく必要があります。
平たく言えば、お客様の笑顔に一致団結して向き合う
OneTeamになりましょうということですね。



データドリブンな新KKD思考、そして全社最適、
これらはDXを推進する上で必要なことでもありますし、
DX推進の結果得られる、よりパワフルな企業文化創造
という果実でもあります。




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