強化と弱化、好子と嫌子
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共育コミュニティ「さんよし会」主催
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
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強化と弱化、好子と嫌子
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前号では雪山さんより、パワハラの記事を
参照しながら、心理的安全性について
触れてもらいました。
『心理的安全性のつくりかた』の書籍では
「好子(こうし)」と「嫌子(けんし」と
いう観点でいい社風をつくっていくヒントが
掲載されていましたが、
この「好子」「嫌子」というのは、
もともとスキナーという心理学者が提唱した
応用行動分析学でいう「強化」「弱化」というもの
の中に出てくるものです。
・先行条件
・行動
・結果
をワンセットで考えます。
例を挙げる方が分かりやすいので、
「子供の夜ご飯」を例にします。
【先行条件】食事を取る
【行動】手づかみでご飯を食べる
【結果】叱られる
この場合、「手づかみで食べる」と「叱られる」
という嫌な結果が生じると学習するので、
「手づかみで食べる」が減ります(弱化)。
この結果が「嫌子」になるわけです。
この「嫌子」は、叱る以外にも、
ご飯を取りあげる、お小言をいう、
などでもOKです。
逆に、
【先行条件】食事を取る
【行動】食後に食器を自分で洗う
【結果】ほめられる
この場合、食器を洗うとほめられて、
嬉しい結果が生じるので、
ますます自分でお手伝いするようになる。
行動が「強化」される。
ここでは「ほめる」が「好子」になるわけです。
結構シンプルですよね。
その時の感情で、ほめたり、叱ったりする
のでなく、こういったことを理解して、
一次感情に振り回されずに、適切な対応を
することがリーダーの務めですね。
もっとも、ニュースにあった社長などは、
まず自覚していないという様子なので、
客観視できる機会や環境をどうつくるか?
ということが先かもしれませんが・・・
また、頭で分かっていても、
気持ちが収まらない!!!ということは、
人間誰しもあることですね。
気持ちのコントロールと共に、
自分がご機嫌でいられる環境作りも
リーダーには大切だなと思ったりもします。
いずれにせよ、
職場環境、心理的安全性は、リーダーだけが
つくるものではありませんが、
リーダーの影響はとても大きいものです。
こういった知識も知っていると、
色々な施策に展開したり、日々の言動を
改めることに使えますので、ご活用下さい。
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