ポジティブとネガティブの黄金比は?
チームSKM 上村拓也です。
このお仕事をしておりますと、
自分自身がポジティブにあること、
美点凝視をすることを常に心がけています。
しかし、一方でそういう心掛けに関して
次のような事を思う人もいるのではないでしょうか?
「常にポジティブな人って暑苦しくてしんどいんだよなぁ」
「本当にそうなのかよ。裏ではそんな事ないんだろ?」
「大事なのは分かっているけど、
特に会社から言われて受ける研修等、
当事者意識が低い状態であったり、
相手との関係性が浅い状態で
ポジティブな発言ばかりの相手に
向き合った時はこういった印象を
抱きやすいのではないでしょうか?
またそういったポジティブな発言の多い上司との
1on1でも次のようなことを思うのではないでしょうか?
1)ポジティブ発言×言動が伴っていない
→あんた、口だけじゃないか
2)ポジティブ発言×言動も伴っている
→素晴らしい上司なんだけど自分には無理だな
もちろん2)の場合は本人の状況や
精神状態に左右されることもあります。
先日、受けた研修でも
素晴らしい話を講師の方が
してくださっていました。
しかし、一方で「人間の黒い部分」
についても話をしてくれました。
「人間だから相手に対して何を
言っているんだと思うことはある」
「本音を言うと心の中では嫌いと思っていました」
といったようなニュアンスの言葉を
使った事例を端々に入れておられました。
ロサダの法則というものがあります。
アメリカの大学教授による研究によると、
ポジティブとネガティブの割合を
3:1で感じると自己成長につながり、
幸福感が高まるという法則です。
この研究結果については
その後、割合については
色々と議論されていますが、
ポジティブな感情を持つ事は
良いとされています。
この研究結果はあえて1のネガティブを設けるのではなく、
3:1以上にする事で自身の幸福感が高まるという内容です。
ここからインスパイアして
「ポジティブ人間:人間臭い部分を3:1」
の割合にすることで行動や言葉による影響を
相手に素直に与えやすくなるのではないか?
と感じました。
誤解なきようにお伝えすると、
ネガティブ発言をしましょうという事ではありません。
ありのままで自分の弱い部分、黒い部分も
素直に出してみることによって、
本当にありたい姿、伝えたいことが
素直に伝えることができるのではないでしょうか?