ちょっとした声掛けと笑顔が大きな違いを生む

チームSKM 上村です。

先日、リーダーシップ研修をさせていただいている場で
非常に素晴らしいコミュニケーションをされている
リーダーの方がおられました。

このメルマガを見ていただいている方で
部下をお持ちの方、経営をされていて
従業員を雇用されている方も
多いのではないでしょうか。

そして過去、部下として上司のもとで
働いた経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

ご自身が部下だったり、指導される立場だった時に
ご自身が何か失敗やミスをして叱られた経験を
思い返してみてください。または想像してみてください。

「おい!この資料だと、〇〇の視点が抜けているし
 部門方針の△△にも反している内容だからダメだ!」

「もう後輩を指導する立場なんだから、
 そんな甘い考えだとチームリーダーとしてやっていけないぞ!」

と普段よりも厳しい形相で叱られたとしましょう。

 

そうすると少なからずこういった感情を抱くのではないでしょうか


あぁ、確かに部長の言う通りだよな。
しかし部長怒っていたよな。
あぁやっちまったなぁ。
次報告するのしんどいなぁ。
評価も下がったんだろうなぁ。


といったように色々とモヤモヤした感情や
ネガティブな感情が渦巻いているのではないでしょうか。


しかし上司は実は全くそんな事を思っていなくて
あいつにしては珍しいな。

期待しているし、
次はしっかりと修正した報告をくれるだろう!
楽しみにしておこう。


といったポジティブな感情しかなかったとしましょう。


しかし、部下の方は気にしすぎてしまい、
他のパフォーマンスにも悪影響を
与えてしまっているかもしれません。

上司の一挙手一投足、言動は
上司自身が思っている以上に部下は気にしています。


有名なメラビアンの法則では
言語情報よりも聴覚情報、視覚情報が
与える影響が大きいと言われていますよね。


不機嫌そうな顔
テンション低めの声
この要素が揃えば、
相手にネガティブな影響を与えますが、


無表情な顔
普段通りの声
これだけでも部下にはフィルターがかかって、
割増しで悪い印象を与えてしまっています。

 

前置きが長くなりましたが、
先日のリーダーシップ研修で
参加してくれていたリーダーの方が
そのような局面の時に実践していることが
非常に良い取組だと思いましたので紹介します。


そのリーダーの方は叱った後に
必ず笑顔で言葉をかけるようです。

例えば「頑張ってくれよ」とか
「期待しているからな」
といった言葉をかけているようですが、


大事なのは「笑顔」です。
メラビアンの法則でも
一番影響を与えるのは視覚情報です。


想像してみてください。
無表情、もしくは怒った顔で
「期待しているからな」と言われるのと、
笑顔で「期待しているからな」
と言われるのはどちらの方が
あなたの心に良い影響を与えそうでしょうか?


小さな違いが大きな変化を生みます。
ちょっとした声掛けと笑顔、ぜひとも意識してください。