怒っている人の真の正体とは

チームSKM 上村拓也です。

上司に怒られたり、
同僚がイライラしてたり、
他部署からクレームが来たり、
皆さんも経験されたことが
あるのではないでしょうか?


「怒られるのは嫌だな」
「怒られるのはしんどいな」

 

と思われる方は多いでしょう。



そしてこういう感情にもなるのではないでしょうか。


「この人、怖いなぁ。苦手だなぁ」
「次から話しかけづらいな」
「私って駄目だな」

 

このように相手であったり、
自分に矢印が向いてしまい
辛い気持ちになってしまいます。

このような言葉を聞いた事はないでしょうか?

 

「怒っている人は困っている人」

 

実は怒りの感情の根底には
しばしば「困りごと」が隠されています。

 

つまり、怒りを感じている人は、
自分の中に何か解決できていない問題や
不安、ストレスを抱えている場合が多いのです。

 

私たちは、目の前の人の怒りに直面した時、
その表面的な感情に反応してしまいがちです。
怒っている相手に対して防衛的になったり、
反論したりしてしまうことも少なくありません。

 

しかし、怒りの背後にある
「困りごと」に目を向けることで、
相手の本当の気持ちに寄り添い、
建設的な対話ができる可能性が広がります。



例えば、職場で同僚が怒っている場面を想像してみましょう。

 

同僚が怒っている理由を探ると、
単に仕事の進め方が気に入らないのではなく、
仕事の負荷が高すぎる、
コミュニケーションがうまくいっていない、
プライベートで悩みを抱えている、
そういったことが原因かもしれません。

 

このような「困りごと」を解消するために
怒りが表に出ている場合、
表面の怒りに応じて感情的に反応するよりも、
なぜそのような感情に至ったのかを
理解しようとすることが重要です。




心理学的にも、怒りは一次感情ではなく、
恐れや不安、悲しみといった感情が
表面的に変換された二次感情であると言われています。

 

怒りを感じている人は、
その感情をコントロールできず、
解決の糸口を見つけられずに困っているのです。

 

では、私たちはどのように
この「困りごと」にアプローチすれば良いのでしょうか?



一つの方法は、
怒っている相手に対して冷静に対応し、
彼らの感情に耳を傾けることです。

 

例えば、
「何に困っているのか」
「どのように助けることができるのか」
といった質問を投げかけることで、
相手が抱えている問題を掘り下げることができます。

怒りに対してすぐに防衛的な態度を取るのではなく、
相手の背景にある悩みや問題を理解しようと努めることで、
より良いコミュニケーションを築くことができるようになります。



また、自分自身が怒りを感じる場面でも、
この視点を活用することができます。

怒りを感じたとき、
その感情の裏に何があるのかを自問してみると、
自分自身の困りごとや不安に気づくことができます。

 

そして、その困りごとを
どのように解決するかにフォーカスすることで、
感情に振り回されることなく、
建設的な行動を取ることができるようになります。



「怒っているのではなく、困っているだけ」

 

そう思うことで、
自分の気持ちも楽になりますし、
相手にとって本質的な課題の解決を
提供できる可能性も高まります。

 

是非ともこの考えを意識してみてください!