来春から学生になります
ラーニング・スキルが究極のポータブル・スキル
と思っているということを前号で書きました。
ところで、学ぶ・能力アップするといっても、
何を学ぶ・身につける?という観点があります。
有名なカッツモデルでは、
組織におけるリーダーシップに必要なスキルを
コンセプチュアルスキル、ヒューマンスキル、
テクニカルスキルの3つに分類しています。
コンセプチュアルスキルは、組織全体を俯瞰し、
戦略を立案する能力。例えば、社長が新規事業の展開を
決定する際に発揮されるようなスキル。
ヒューマンスキルは、対人関係やコミュニケーション能力。
これは、組織のどの階層でも必要な能力ですが、
特にミドルマネジメント層は上下にコミュニケーション
を円滑に行って、チームの生産性を高めるのに重要ですね。
テクニカルスキルは、具体的な業務遂行能力。
例えば、新入社員がExcelを使用してデータ分析を行う
スキルはテクニカルスキルです。
カッツモデルは、階層に応じて求められるスキルと
その割合を端的に表してくれるので、
とても参考になると思います。
私は個人的に、以下のような分類で
ピラミッド構造で説明することも多いです。
E.成果・結果
↑
D.発揮度(実行度)
↑
C.応用能力(職種別の専門的な知識・スキル)
↑
B.ビジネス基礎力(基本的な仕事の進め方や思考力)
↑
A.考え方・取組姿勢(志・モノの見方・考え方・意欲・
野球選手に例えれば、
E.勝率、奪三振数、打率、出塁率・・・
↑
D.試合で状況に合わせてどれだけ実行できるか?
↑
C.ピッチャーなら変化球、
↑
B.走り込み、キャッチボール、素振り
↑
A.野球への夢中度・向上心・健康な心身
みたいな具合です。
保有能力という意味では、A.B.C.になります。
発揮能力という意味では、D.E.になります。
一般的に能力というと、保有能力を
保有能力をいうことが多いかなと思いますが、
下に行けば行くほど、土台になります。
別の言い方をすれば、派手さはありません。
しかし、差が出るのは足下です。
今回、ビジネス基礎力(特に思考力)、
野球で言う「走り込み、キャッチボール、素振り」
を今一度磨き上げようと考えました。
AI時代になり知識・情報にはますます価値
がなくなりますので、思考力を磨きます。
ということで、来春から学生になります。
具体的には、MBAに行きます。
(先日、試験合格しました)
ケースメソッドで頭に汗をしっかりかいて
基礎のビジネス筋力=思考力
を磨き直したいと思っています。
仕事しながらなので、
大変だと思いますが、楽しみです。
どこの能力を磨くのが、自分にとって一番
よいかは、人により異なると思いますが、
上記の野球の例でいえば、どこが弱いかな?
もしくは強くすると全部に大きな影響でるかな?
という観点で、ご自身やメンバーの能力開発、
考えてみてくださいね。
PS.ここでいう学びは、学問や学校的な学び
だけでなく、日々の体験や気づき、
仕事や遊びの中で学んでいくことも含んで
いるので、学生的勉強に限定しないでくださいね。
私もMBA以外にも色々やっていきます♪