ありがとうの効能

「ほめる」に端を発した、このシリーズ。
一旦、最終回です。

当社のスピリッツ「成長のよろこび、ありがとうの幸せ
を拡げるカッコイイ大人」にもある「ありがとう」です。

「ありがとう」を深く論じると本当に
いろいろあるのですが、
ここでは、職場に「ありがとう」を増やす
ことで、どんないいことがあるか?に
絞ってお伝えしたいと思います。


「ありがとう」を伝えることは、
伝える側と受け取る側の両方に
多くの効果があります。


それぞれの立場と、組織開発の観点で
その効果効能を列挙します。

 

■「ありがとう」を伝える側の効能

情けは人のためならず」という言葉がありますが、
「ありがとうは人のためならず」と言い換えても
よいくらい、伝える側にもメリットがあります。

1.幸福度アップ

感謝を表現することで、幸せホルモンと
呼ばれるオキシトシン、セロトニン、
ドーパミンの分泌が活発になり、幸福感が増します。


2.前向き思考の促進


感謝を伝えることで、物事の良い面に目を向ける
習慣が身につき、より前向き思考になれます。


3.健康にもプラス

感謝を表現することで心の健康が向上し、
それが身体の健康にも良い影響があるでしょう。


4.人間関係の向上

感謝を伝えることで、周囲の人々との関係が
良好になり、信頼関係が構築されやすくなります。


5.自己成長

相手の長所や良い行いに着目する習慣が身につき、
自身の成長にもつながります。脳トレですね。


■ありがとうを受け取る側の効能

1.モチベーションアップ

自分の貢献が認められていると感じることで、
仕事へのモチベーションが大幅に向上します。


2.自己肯定感の増加

感謝されることで、自分の存在価値や
仕事の意義・重要性を再認識できます。
仕事のやりがいにつながります。


3.生産性の向上

感謝されることで仕事への意欲が高まり、
結果として生産性が向上します。


4.ストレス軽減


自分の努力が認められることで、報われたと思えますし、
仕事のストレスが軽減されます。



■組織開発の観点での効能

1.チームワーク強化

感謝の言葉を交わすことで、チーム全体の連携が
強化され、協力関係が深まります。


2.コミュニケーションの活性化


感謝を伝え合うことで、より円滑な
コミュニケーションが促進されます。
コミュニケーションが促進すれば、ミスも減ります。


3.風土・職場の雰囲気改善

感謝の文化が根付くことで、組織全体にポジティブな
職場環境・空気感が醸成されます。


4.離職率の低下

感謝し合える環境では従業員の幸福度が高まり、
結果として離職率の低下につながります。


5.企業文化の向上

感謝の習慣が組織全体に浸透することで、
より健全で生産的な企業文化が形成されます。



つまり、「ありがとう」を職場に増やさない理由
はありません。リーダーである私達から、
とびっきりのありがとう発信をして、
組織を「ありがとう」風土化しましょう。