ほめる・認める・労う
チームSKM 上村です。
「ほめる」という話が続いているので
私の方からも引き継いで「ほめる」についてお話します。
少し反証的な切り口になります。
このほめることはもちろん大事ですが
ほめることはたまに使い方や
相手の状況によってはマイナスに出ることもあります。
具体的にはほめられることに依存してしまうということや
見返りを求めた行動をとるようになったり
ほめられることが目的になってしまうこと
周りに認められることがメインになって自分の内なる動機が失われ
こういったリスクを回避するには
前日の佐々木さんの【効果的な「ほめ方」と留意点】
のメルマガに書かれているような方法をされると防げるかと思いま
そして今日はもう1つの視点でお話をさせてもらいたいと思います
「ほめるのが大事」とは言っても
皆さん「あいつにはほめたいけどほめるところがなぁ…」
と思われる方いませんか?
そういった方にも小さなところでも良いので
美点凝視でほめていただきたいのですが
ほめる以外のコミュニケーションもあります。
それが「認める」「労う」です。
ほめるというコミュニケーション
認める、労うというコミュニケーションは
どういうものか?というところを
具体的な例を挙げて紹介します。
ほめる
「この資料、本当にきめ細やかで視点が行き届いているよね。
凄く助かっているし、みんなのお手本にもなるし、
本当に素晴らしいと思うよ」
認める
「いつも早く来て、仕事の準備をしてくれているよね」
労う
「今日もお疲れ様。
これがほめる、認める、労うの
具体的なシチュエーションの会話例です。
こういった認めるや労うのコミュニケーションでは
「この人はしっかりと見てくれている」
という存在承認を満たしてくれます。
承認には4つの承認があります。
マズローの欲求五段階説でも
承認欲求は上から2番目の位置にあり
承認をされる事で人は幸福度が増します。
そして4つの承認は次のとおりです。
【存在承認】
- 相手の存在そのものを認めること
- 相手の価値観や人柄に焦点を当てること
- 相手がどんな人なのかに気づいていることを伝えること
【行動承認】
- 行動そのものや行動の変化を認めること
- 相手の行動に対するフィードバックを行うこと
【成果承認】
- 出した結果、成果について認めること
【成長承認】
- 相手が変化や成長したことを認めること
ほめるという行為はこちらの
成果承認にフォーカスが当たっています。
認めるや労うはその他の3つの承認
特に存在承認にフォーカスが当たっています。
ほめるというと少しハードルがあがったり
ほめるばかりをしていると冒頭でお伝えしたリスクもあるので
認めると労うも上手く使いながら
より良いコミュニケーションをしていってください。