勝手に見えない敵をつくっていませんか?

こんにちは。 

私は職業柄、色々な人の話を聞く機会があるのですが、
いろいろな思考の罠にはまっている人がいるな
と感じることがあります。


今日は「思考の罠」の一つ、
「見えない敵を勝手につくってしまう」
について考えてみたいと思います。


「勝手に見えない敵をつくる」というのは、
要するに「本当は存在しない圧力や問題」を
自分の頭の中だけでつくり上げてしまうことです。

たとえば、こういった経験に心当たりはありませんか?

 

「この新しい提案をしたら、
 きっと〇〇さんは反対するに違いない」


「〇〇さんは私のことを苦手に思っているに違いない」


こういう話は、多くの場合、事実確認されている
ケースは少なく、思い込みや恐れに基づいて
いるだけということが多いと思います。

実際に行動を起こしていないのに、
「きっとこんな反発がある」
「こういう失敗をする」といった結論に
なってしまい、行動出来ない。
行動が遅れる、鈍る。

「見えない敵」をつくってしまうと、
こんなことが起きがちです。


人間に限らず動物の脳は、本来
「安全を確保する」ことを優先しますし、
そのように進化してきています。

だから、未知の状況や変化を「リスク」として
認識して避けようとするのは防衛本能として
自然なことではあります。


しかし実際は、夜道でお化けを感じて
しまうようなもので、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
ということも多いもの。



この見えない敵が、本当に敵なのか?
ぜひ問い直してみて欲しいのです。


例えば、

「私の恐れは本当??事実??」
と問いかけてみるとか、

「ファクト・事実確認したのか?」
「本人がそう言っていたのか?」
とチェックしてみるとか、

許容出来る範囲で、相手に小さな
提案やお願いをしてみて反応を確かめる

などすればいいと思います。



単なる杞憂であることも多いと思います。


本当に向き合うべきは、
頭の中で勝手につくり上げた想像上の敵ではなく、
現実の課題と可能性だと思うのです。


見えない敵に振り回されずに、
一歩を踏み出すことで、チャンスが
広がっていきます。


「見えない敵」を手放し、
よりよい未来への
挑戦をしていきましょう!