長所と短所の扱い方～長所を活かしながら、短所をカバーする～
こんにちは！
佐々木感動マーケティングの雪山さやです。
毎週日曜日の感動経営通信メルマガは雪山からお送りします。
今日は長所と短所をテーマにしてみたいと思います。
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の
著者八木さんは
長所と短所の扱い方について
３つの生き方戦略があるといいます。
今日は、ご自身の長所・短所や
部下やチームメンバーの長所・短所を
思い浮かべながらお読みいただけたらと思います。
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【NG】１．短所だけをカバーし、長所は現状維持
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多くの人が取っている戦略だと思います。
短所だけにフォーカスして
なんとかしようとする行為は
ヨットを例えにすると
「底の穴を修理して、水漏れを防ぐだけ。
ヨットの帆（長所）が活かされていなければ
前に進むことはできない」と
八木さんは言います。
「短所」「苦手」という
ネガティブなものを気にしてしまうのは
ある種人間の本能でもあります。
そして、その本能は学校教育の中でも強化されます。
「苦手科目」の克服が重視されたり
テストで平均点以下の科目の補習があったり。
私も、学生時代、苦手科目の教科のみ
塾通いをしてお金や時間をかけていたなという
思い出があります。
学校のような相対評価の中では
苦手克服は重要とされていますが、
社会に出て、仕事を始めると
短所をカバーしているだけでは
仕事の成果を出すことは難しくなります。
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【NG】２．長所だけ活かして、短所は無視する
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次に考えたいのは、「長所を活かす」という点です。
では、短所は無視しても良いものでしょうか？
先ほどのヨットを例にすると、
帆を張っていて、前に進もうとしても
水漏れをそのままにしておくと
いつかは前に進めなくなります。
短所を無視してヨットが止まってしまう具体例として
書籍には以下の紹介がありました。
・事務作業が苦手でそのまま放置していると
それが気になってしまい本業に集中できない
・お金の管理がずさんで、金欠になる
督促状がくる、納税を忘れる
・人間関係構築をないがしろにしがちで、
一時はうまくいくが、気づくと周りに頼れる人がいない
「好調・不調の波がある人」は
短所を無視してしまっているのではないか？と。
心当たりありますか？
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【OK】３．長所を活かしながら、短所をカバーする
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３つめ、こちらが一番うまくいく、成果のでる戦略です。
ポイントは
「短所を克服する」のではなく「カバーする」こと。
短所を克服することは
すなわち表裏一体となっている長所も
消してしまうことになります。
短所に限らず長所も
その人の「特性」であることも多いので
なかなか克服することの方が
パワーがかかってしまうのではないでしょうか。
人の長所を最大限に活かすためには
短所を無視するのではなく、
ヨットに帆を張って前に進みながらも
水漏れを上手にふさいでいく。
具体的には、例えば
・自分以外の誰かに助けてもらう
・お金を払って専門家にお願いする
このようにカバーします。
組織運営でも同じことが言えると思います。
営業は圧倒的に成果を出せる社員が
細かい事務作業をさせたら
ミスが多発なんてことは
あるあるだと思います。
それではこの社員に
事務作業が得意になるようなトレーニングを
すべきでしょうか。
多少の効果はあるかもしれませんが
本人にとっては辛いトレーニングの時間になりそうです。
チームを見渡すと
その社員よりも
少ない気力で、ミスなく事務作業ができる
メンバーがいるかもしれません。
個人で考えるなら、自分の
長所・短所はどんなところで
どんなことをすると
長所が活き、短所をカバーできそうか
考えてみるとよいでしょう。
また、チームで考えるなら、
・個人の長所、短所
・チーム全体で弱いところはあるか
このあたりを考えてみるとよいでしょう。
こちらの書籍もとても面白いので
ぜひ手に取ってみてください！
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