私がキャディという仕事から学び、得たこと
チームSKM 中川です。
今日は、プロゴルフの話題で思い出しました、
私の働き方についての考え方をお届けします。
今年のマスターズで優勝したのはローリー・マキロイ。
そのファイナルパットのシーンがたまたまFacebookで流れてきました。
ゴルフの四大メジャー大会でキャリアグランドスラム(※)をついに達成。
これまでに6人しか達成していないという大偉業です。
マキロイ、おめでと~!よく頑張ったね~!とほめられたいです。
※生涯グランドスラム(マスターズ、全英オープン、全米プロ、全米オープン)
この日、マキロイは単独首位で最終日を迎えましたが、
スコアの勝負があり、ジェットコースターに挑戦しているような一日を送りました。
最終ホールで、これを入れれば優勝というパットを外し、勝負はプレーオフに。
そして、今度はファイナルパットをしっかり入れて、
このドラマ性により、パトロン(観客)は感動の渦に包まれました。
あまりの喜びにその場で泣き崩れてしまったマキロイ。
そこにそっと寄り寄りが、専属キャディであり、
7歳の時からの親友である、ハリー・ダイアモンドでした。
マキロイの11年越しの夢を一緒に叶えたのです。
https://www.instagram.com/reel/DIAL69AAY8j/
このようにプレイヤーの一番近くで楽しめる・楽しみ・喜びを分かち合えるのが、
キャディという仕事ですね。
実は、私も大学生の時に兵庫県のある芦屋カンツリー倶楽部というところで、
キャディをさせて頂きました。
このバイト、まず、休憩場の日にゴルフができる楽しみがあり、
仲間と日が落ちるまでプレーできました。
おかげで、それなりに上達し、社会人になってからゴルフで苦労することはなく、
新入社員当時からゴルフコンペの幹事役を任されたりもしました。
ご来場いただいたメンバーは、とても素晴らしく、皆様紳士淑女でした。
企業の経営者、病院の理事長、医師、弁護士など…
社会的に高い上位におられるような方と同じ時間を過ごしていると、
なんだか、大人の社交場をのぞかせてもらった気分を味わいました。
「おはよう~、お~、今日は中川君か~、一日よろしくな~!」
名前を覚えてもらって、こう呼んでいただける喜び。
私なりに、お客様に一日楽しんでいただけるよう、
一生懸命考えました。
お客様のお名前はもちろんの事、飛距離、クラブの設定、
グリーン周りでよく使われるクラブなどを忘れずに、
「クラブを持ってきて~」と言われる前に持っていくことをモットーとしていました。
「名前を呼ばれたら負け」というゲームを楽しんでいたようなものですね。
特に、距離をしっかり読んで、バーディチャンス。
グリーン上で、ボールを拭きながら、お客様と一緒にラインを読み、
お客様が「じゃ、こんにちは行こうか」と決断しました。
「絶対入ってや~!」と祈りながら、ドキドキしてかたずを見て守る…
「ナイスバーディ!」
「君の言った通りやったなぁ~!」とハイタッチ!
とてもうれしくて、キャディ冥利に一瞬でしたね。
この様に、「自分の技術を磨いて、お客様の喜びや楽しみを実現する」、
という働き方の土台ができましたように思います。
私が一番魅力に感じていたのは、
やればやるほどキャディの技術が到達していくことで実現できたことでした。
これで、自分の成長実感、自己有効感と働き甲斐をいただきました。
就活でこの体験を学チカとして、何度も話しました。
面接でも堂々と話していたと記憶しています。
就職が厳しい時代に入っていましたが、複数社で社内定をいただき、
なんとなく社会人のスタートを切れたのは、この経験のおかげですね。
サラリーマンを卒業することで、個人事業主として独立した時に、
このキャディの体験を大切にしたいと考えました。
そこで、「キャディ」みたいな二人三脚の「コン」サルティングを提供したい、
という意味を込めて、「キャディコン(R)」という屋号をつけました。
これは、私が独占的に使いたいと思ったので、登録商標まで取りました。
現在、組織開発コンサルタント、プロコーチトレーナー、研修講師、セミナー講師、
政府系団体での専門家としての活動など、努力の範囲が無理があります。
2025年震災30年という節目の年に活動の一端が紹介され、テレビに名前が出ました。
この様に、いろんな経験の引き出しを作ってくれました。
今は、コーチングで気づきを得て、ヒューニングで行動する、
というヒューニング学という新たな学び、
社会に貢献していきたいと本気で考えています。
無料の体験セッションを実施中。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
キャディとして働いていた一学生が、今考えているのは、
「願いがある人の願いが叶う世界を作りたい。」です。
そのために、素晴らしいこの日本を支える「いい会社」づくりのお手伝い、
日本を支えている人生の経営者の一番の応援者となることを目指していきます。
ここに残りの人生の時間を使っていきます。