ほめる際、「は」・「だけ」には注意

チームSKM 水村です。

今回は、ほめる際の「言葉の選び方」についてお話ししたいと思います。
ほんの一文字違うだけで、相手の受け取り方が大きく変わることがあります。

 

その一文字とは、

「は」

そして、

「だけ」

です。

 

例えば、こんな言葉を聞いたことはありませんか。


「君は資料作成のスピードは速いね。」
一見すると、ほめ言葉のように聞こえます。

 

もちろん、言った本人には純粋にほめる気持ちしかないかもしれません。

しかし、受け取る側は、
「資料作成のスピード”は”……ということは、それ以外はダメなのかな。」
と感じることがあります。

 

同じ内容でも、
「君は資料作成のスピードが速いね。」
と言われたらどうでしょう。


「が」に変えただけですが、印象は大きく変わります。

 

資料作成のスピードという強みを、そのまま認めてもらえたように感じます。
余計な比較や含みがありません。

 

もう一つ例を見てみましょう。

「あなたは人の話を聴くことだけは本当に上手ですね。」
これも、一瞬ほめ言葉に聞こえます。


しかし、「だけは」という言葉が入ることで、
「聴くこと以外は評価されていないのかな。」
という印象を与えてしまうことがあります。

これを、
「あなたは人の話を聴くことが本当に上手ですね。」
と言い換えるだけで、純粋な承認になります。


「だけ」がなくなるだけで、相手は安心して受け取ることができるのです。


日常には、このような表現が意外とたくさんあります。


「プレゼンは上手だね。」

「時間だけは守るよね。」

「愛想はいいね。」

「行動力だけはあるね。」

どれも悪気はありません。

 

それでも、「それ以外についてはどうなんだろう」と、
受け手が想像してしまうことがあります。

 

ほめ達では、相手の価値を見つけ、
その価値をそのまま伝えることを大切にしています。

だからこそ、

「プレゼンが上手ですね。」

「時間をきちんと守られていますね。」

「笑顔が素敵ですね。」

「行動力がありますね。」


このように、その価値だけをまっすぐ伝えれば十分なのです。

 

もちろん、日本語の「は」は、話題を示す助詞として使われることも多く、
すべてが否定的な意味になるわけではありません。

普段の会話でも自然に使われています。

しかし、ほめ言葉の場面では、「は」や「だけ」が
比較や限定のニュアンスとして受け取られることがあります。

だからこそ、少しだけ言葉を選ぶことで、
相手に伝わる印象は大きく変わります。

ほめ達(一般社団法人 日本ほめる達人協会)では、
「相手がどう受け取るか」をとても大切にしています。


こちらはほめたつもりでも、相手が引っ掛かりを感じてしまったら、
せっかくのほめ言葉が十分に届きません。

反対に、余計な含みのない言葉は、相手の心にすっと入っていきます。

 

言葉を少し変えるだけで、伝わり方が変わります。

「は」や「だけ」ではなく、「が」にする。

そんな小さな工夫が、相手の価値をまっすぐ届けることにつながります。



ほめ達は、相手を元気にする言葉を大切にしています。

そのためには、相手が安心して受け取れる表現を選ぶことも大切な技術です。

ぜひ今日から、ほめ言葉の中にある「は」や「だけ」を少しだけ意識してみてください。

きっと、あなたのほめ言葉は、今まで以上に相手の心へ自然に届くようになるはずです。

 


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