アイリスオーヤマの商品開発

おはようございます!

会社は、ホカホカ・ワクワク、
お役立ちのテーマパーク。

あなたのビジョン実現を支援する
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

第21回企業家賞授賞式&
記念講演会で、アイリスオーヤマ
大山会長の講演を聞いてきました。

19才の事業承継、年商500万円
従業員5名の下請メーカーから
スタートして年商4750円。

私の身の回りにも多くある
製品を日々開発している大山会長
の話はとても魅力的でした。

本当に面白い話がいっぱい
あったのですが、
共通していたのは、

 -・-・-・-

自ら体験してみる。そこで、
不満、不便を発見する。

ユーザの代弁者としてだけ
でなく自ら市場創造する。

市場創造に際して、
コンセプトを明確にする。

そのコンセプトを満たす製品
を知恵絞って実現する。

 -・-・-・-

ということでした。

聞いたお話の具体例を一つ。

【自身の体験】
大ヒットしてアイリスオーヤマ
が大躍進したキッカケにも
なった「透明収納ボックス」。

ご自身が、ふと寒い日に釣り
にいくことになった。

上着が欲しいが奥様は就寝中。
仕方なく自分で探すけれど
全然見つからない。
探すのが大変!

【コンセプト】
今までのコンセプトは
「丈夫で長持ちな収納」

これからのコンセプトは
「探しやすい収納」

【必要な要件】
必要十分な強度と外から
中身が分かる透明を両立
した収納ボックス

【妥協せず商品開発】
当時、適切なプラスチック
材料がなく2年間かけて
材料から開発。

通常より2割程度の材料費でついに実現。

【自ら市場開発】
2割高い商品は、過去の実績
から判断するプロになって
しまったバイヤーには
受け入れられなかった。

しかし主婦は必要と感じるはず
と場所を借りて、従来品と2割
高い透明ボックスを並べて販売。

結果を示し、市場に一気に展開。
あっという間に世の中に広まった。

  -・-・-・-

他にも似たような話がいっぱい
ありました。

今でも毎年新商品が1000
アイテム以上、上市3年以内
の新商品比率は常に6割以上
なんだそうです。

我々は、やもすると過去に
引っ張られて過去の改善で
考えてしまいがち。

その時点で
プロダクトアウト的な発想
と言えるかもしれません。

73才になっても、少年のように
語る大山会長の語り口も
とっても素敵でした♪

あなたの会社の商品・
サービス開発の方法論はどんな
ものですか?