身口意で感情の主人になる

ビジネスにおいて「感情」は
とても大切です。

不安や怒りにとらわれると
本来の力を発揮できません。

絶対に成し遂げるという強い想いは、
苦難を乗り越える力になります。

その場・その場の状況に踊らされる
と安定して高いパフォーマンスで
会社経営・部門経営はできないでしょう。

お客様が商品を購入する場合でも、
B2Cは勿論、B2Bの取引でも感情が
重要です。いつでも「理屈は後付け」
なところがあります。

今週は、働く私たちの感情について

感情に踊らされるのではなく、
感情の主人になるコツを
私が今までいろいろ学び、
試行錯誤してきた経験から
お伝えしたいと思います。

(お客様感情はまた別の機会に)

– – –

ここまで、

1.感情の言語化と客観視

2.困った感情の対応マニュアル

3.いい感情を先取り

4.エネルギーを引き出す感情を使う

とお伝えしてきました。

今日は、
「(自然に)感情はなる」のではなく
「(意図して)感情にする」ものという
ことについて、身口意の観点で、
お伝えします。

「身口意」とは、仏教用語で、
「身体と口と心」ということです。

今日お伝えするのは、「身口意」の順で
今までと変えることで、いい感情で
エネルギッシュに、パフォーマンス
高く仕事できますということです。

「身」身体の使い方を変える

「口」口・言葉の使い方を変える

「意」意識するもの・焦点のあてる先を変える

ことで、感情もパフォーマンスも変わります。
効果がすぐに出る順番は、
字の順番で「身」→「口」→「意」です。

「身」

数日前のメルマガでお伝えした
夜の散歩の話は、身体を動かすことで
心を直した一つのエピソード
かもしれません。

企業研修でも、スキップしながら
悲しんでみるとか、落ち込んだ
恰好で思いっきり喜ぶなど、
無理なことを実演してイメージ
してもらうことがあります。

仕事で煮詰まった時などに、
ジャンプ・万歳!して、
身体をほぐしつつ、
エネルギー高めることもあります。

すぐに感情を切り替えるには、
身体を使うのが圧倒的に早いです。

「口」

「口は禍のもと」にも「福」にも
なりますね。

言葉を変えると、後で述べる
意識も変わってきます。

意識を変えようとするより、口から
出る言葉を変える方が早いです。

「ピンチだ!」というとピンチな気
になってしましますが、

「そうきたか!これは何のチャンス?」
と言ってしまえば、そちらに焦点が
むいて、一見ピンチに見える事柄の
積極的な側面や、
チャンスも見つけやすくなります。

当然、気持ちも「逃げ」から
「前向き」な気持ちに変わります。

一例をあげましたが、言葉の使い方
は山ほど工夫の余地があります。

「意」

何に焦点を当てるか?です。
「あばたもえくぼ」という言葉も
ありますが、観る態度・姿勢によって
違うものが見えます。

「あばた」と見た場合と、
「えくぼ」と見る場合で、心の状態
が違うことは明らかですよね。

職場でいえば、
「相違点探し」をするか「共通点探し」
に焦点を当てるかで、親近感も
一体感も変わってきます。

人への焦点の当て方も、
「欠点探し」に焦点を当てるか?
「美点凝視」で見るかで、その人に
対する気持ちも全く変わります。

感情の奴隷で振り回されるのでなく、
感情の主人になって、
いつでも、いい状態で
仕事の成果を出していきましょう♪