情報強者になる12の方法

前号で、上村さんから情報強者についての
話がありましたので、私の方でも少し掘り下げたい
と思います。


■情報強者とは?(前号メルマガより)

情報強者とは、必要な情報を効率よく収集し

正確に判断し、活用できる人のこと。

情報を持つだけではなく

それを「適切な場面で使いこなす」能力が求められる。



「使いこなす」ということがポイントですね。
情報だけでは、何の意味もありませんから、
当たり前ですが、大切なことなので、
再確認です。


前号では主に効果効能の話が多かったので、
私の方では、情報強者になるために、
どんなことを留意すればいいのか?
ということを書きたいと思います。

全部カバーする必要はないですし、
私も完璧でも何でもないですが、ご参考になれば
幸いです。



(1)目的意識・意図を持つ

「使いこなす」には、目的が必要です。
何の為に、どんな結果を得たくて、
情報を使うのか?
何はなくとも、これが重要ですね。

別の言葉でいえば、アンテナを立てておく
ということになるかと思います。
「〇〇を実現したい」とか常に意識があると
関連情報は、目や耳に飛び込んできます。

心理学ではカラーバス効果として知られているものですね。
色々な会社や人を見ていて思うのは、
ここの目的意識力・意図力で個人差が
非常に大きいと思っています。

技術云々より大切なポイントです。



(2)情報を鵜呑みにせず、多面的に情報を取る

玉石混交の情報が溢れる時代です。
TV、新聞、雑誌、SNS、色んな情報が
溢れています。

まず鵜呑みにしないことです。
本当?
根拠は?
他の情報はない?

疑ってみる、他の情報源もあたってみる。
それによって多面的にものが見れますし、
情報にも強くなります。

本などは手間が掛かっている分、比較的
信頼性が高いといえます。TVやネットは
特に慎重さが必要です。



(3)敢えて違う意見や嫌いなものにも触れてみる

特にネットメディアは個人にカスタマイズされて
情報が選択的に配信されるので、無自覚に
使っていると非常に危険です。

例えば、右派と左派があるとして、

右派の人には、右派の人にとっていい情報
ばかりが表示されるようになります。
左派の人には、左派よりの情報ばかり表示されます。

強者の逆である情報弱者である程、
それを世の中の大勢の意見と勘違いしたりします。

実際、それで人の分断が進んでいると警鐘を
鳴らしている人もいるくらい危険です。

敢えて、違う意見や情報を意図的に見ることも
大切かと思います。



(4)発信者の意図や背景を踏まえる

どのような発信者でも、その人ならではの背景や、
何らかの意図(目的)があるものです。

例えば、ものを売る人であれば、
その商品の魅力を中心に語るのは当然です。
(意図的に弱いところを伝えるテクニックもあります)

どんなフィルターを通って出ている情報か?
どんな人が、どんなタイニング・状況で発信しているか?
ということもメタ情報として捉えることが大事ですね。



(5)事実と意見を峻別する

事実と意見が悪意なく混同している人も結構います。
意見を事実と捉えるとミスリードする可能性が上がります。

それは事実か?意見か?
発信者は、それを切り分けて発信しているか?
は押さえておきましょう。



(6)表裏の両面を見る

「使いこなす」ためには、表面的な情報に
踊らされないことが大事です。
簡単に騙される人は、表面だけを見ています。
何事にも、プラスの側面・マイナスの側面がある
くらいに思って両方を見るようにすると
情報に踊らされにくくなります。



(7)Know Who

上村さんも少し触れていましたが、
人の知識には限界があります。
よく知っている人を知っていることが
非常にパワフルです。
組織内でKnowHowだけでなく、
Know Whoも共有されているといいですね。



(8)一次情報に触れる

伝聞やメディアを通した情報だけでなく、
現場・現物・現実から直接自分が取る情報
は、非言語情報も含めて非常に豊かなものがあります。
手間は掛かりますが、大切なことは、
一次情報を取りにいきたいものです。



(9)デジタル技術に習熟する

検索エンジンやAIを上手く使いこなす
などの知見も、情報を手早く収集するのに
非常に効果的です。
私は出典も引いてくれ、出典確認しやすい
Perperxityを超愛用しています。



(10)情報が勝手に入ってくる人になる

これはテクニック云々でないですが、
情報が集まる人と、そうでない人がいるのは
間違いないです。情報が集まる人の方が、
チャンスも多く、成功確率も高いのは当然です。
情報が集まる人には、なぜ情報が集まるのか?
を考えてみましょう。



(11)アウトプットを前提にする

目的意識ともつながりますが、
何となく情報を集めても「使いこなす」
ことは難しいですね。
常にアウトプットを前提にするだけで、
情報強者度はグッとあがります。



(12)批判的思考力と情報加工力・表現力を高める

「使いこなす」時には、思考力は不可欠です。
こればっかりは日々の中で鍛える必要があります。
クリティカルシンキングの力を磨きましょう。

・クリティカル・シンキング
・システム・シンキング
・ラテラル・シンキング
の三パターンくらいの思考法は慣れておくといいですね。

また、色々な表現にも触れて、
発信力・表現力も磨きたいですね。
持っているだけでは、情報は活きないからです。



思いつくままに書いていったら12個になりました。
が、他にもあるかと思います。

こんなのもあるよ!というのがあれば、
教えてください。


情報強者になって、自他物心の幸せを拡げていきましょう♪