大変な時ほど、マニュアル?
おはようございます!
組織を共感自動の
マーケティング集団にすることで
高い働き甲斐と業績を両立する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
昨日で300号記念キャンペーン
の受付を終了しました。
応募いただいた方、
ありがとうございます。
本日中に、当選者の方には
個別にご連絡させていただきますね。
今日は、もう20年ちかく前、
私が大日本印刷に入社して早々の
新入社員研修の時に、
部長クラスの方から教えられて
今も記憶に残っている話から
お伝えしたいと思います。
大変な時ほど、マニュアル
その方(F室長)は、これから
実践に突入していく私たちへの
実務経験から来るアドバイスを
してくれたのでした。
凡そこんな内容でした。
『皆さんは、これから仕事で忙しい
ことも大変なことも出くわしていく。
その仕事をこなすので精一杯で
他のことに気が回らないかもしれない。
でも、そんな時こそ、マニュアルを
つくる・文書に残すということを
大切にしてほしい』
当時は、「ふ~ん、そんなもんか」
程度にしか思わなかったのですが、
なぜか記憶に引っ掛かっていました。
今から思うと、
『大変な経験は、非常に貴重な
成長の糧・個人の暗黙知になる。
でもそれを個人の暗黙知に終わらせず、
組織的の形式知に展開して欲しい。』
ということだったのだと、
思います。
暗黙知と形式知
個人・暗黙知は、
「今、ここで、その人のみ」が得た
言語化できないものも含む
非常に豊かな知識のことです。
組織・形式知は、
「いつでも、どこでも、だれでも」
使える状態になった、
主に言語化されている知識です。
大変な経験という財産を、
個人財産でなく、会社の財産に
するには、まず言語化された形式知
にすることが大切です。
実践的な手法としては、
・朝礼で話す
・マニュアルにする
・社内アカデミーなどで教える
などが、考えられます。
会社経営・部門経営の立場から
すれば、そういった機会をどれだけ
用意できるか?
ということがテーマになりそうです。
明日は、組織・形式知を超える
組織・暗黙知について
書きたいと思います。