五方良しの経営

おはようございます!

組織を共感自動の
マーケティング集団にすることで

高い働き甲斐と業績を両立する
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。

10月5日は、人を大切にする経営から
生まれた感動の物語を発表する
第12回感動物語コンテスト
(通称:カンコン)で、
「(第1回)大山泰弘杯」でした。

基調講演は、
あの元法政大学教授の坂本先生です。

坂本先生は「五方良しの経営」
を掲げられており、
その実践企業を紹介した本

「日本でいちばん大切にしたい会社」
は、大ロング・ベストセラーです。
(是非、ご一読ください)

この記念すべき第1巻の最初に
掲載された企業「日本理化学工業」
の元会長が、故 大山泰弘さんです。

不思議な縁を感じずには
居られません。

五方良しの経営

冒頭に先生が伝えられたことが
この「五方良しの経営」と
いうことでした。

これは先生が一貫して
言われていることで、

具体的には、会社経営とは
以下の五人に対する使命と
責任を果たす為のもの
であるということ。

すなわち、

一、社員とその家族を
  幸せにする

二、外注先・下請企業の
  社員を幸せにする。

三、顧客を幸せにする

四、地域社会を幸せにする
  とりわけ社会的弱者
  を幸せにする

五、株主・関係機関

の五つです。

優先度は上から順で、
一、~四、が出来ていれば
五、は自然と叶うとのことです。

会社は株主のものだ!とする
アメリカ的資本主義とは
優先順位が全く違います。

明治の偉人も同じようなことを言っていた

ところで、明治の偉人、
台湾の近代化に貢献し、
関東大震災後の東京を立て直した
後藤新平先生も、こんなことを
言っています。

・・・・・・
財をのこすは下
 事業をのこすは中
  人をのこすは上なり

されど、

財なくんば事業保ち難く
 事業なくんば人育ち難し

・・・・・・・

勿論、お金も大切ですが、
人が目的で、財(金)は
手段ということです。

考えてみれば当たり前ですね。

お金そのものではお腹も
ふくれませんし、
幸せにもなれません。

これは、坂本先生の人を大切
にする経営の順序と同じ
だと思います。

――――

社会人1・2年目の方向けの
研修で、目的と目標と手段の違い
を教えているのですが、

仕事の目的は何か?

資本主義・お金という手段が
盲目的に目的化していないか?

変化のあわただしい時代
だからこそ、根っこにある
目的から目を離さずに仕事に
取組みたいものです。

企業事例

前の記事

おもてなし事業部の心
経営戦略

次の記事

節目を大切に