自己肯定感と自己効力感2

おはようございます。

右腕・リーダー育成で、
一人当たりの稼ぎ(人時生産性)
が毎年伸びる会社、

社長も従業員も幸せな会社
を実現を支援する

感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

連載記事

自己肯定感と自己効力感(1)

https://s-kando.com/archives/4911

自己肯定感と自己効力感2

https://s-kando.com/archives/4913

自己肯定感と自己効力感3

https://s-kando.com/archives/4915

★自己肯定感と自己効力感(2)

ご支援先で先日こんな質問がありました。

~~~ 質問の内容 ~~~

自己肯定感、自己効力感という言葉を
時々耳にするのですが、
いまいちよく分かっていません。
教えてください。

~~~ ここまで ~~~

昨日は、

~~~ 佐々木の定義 ~~~

『自己肯定感』は、
今の自分でオールオッケー。
部分でなく自分全体を、
好きで認められる感覚。

※今のままで成長を放棄する
 という意味ではありません。

~~~ ここまで ~~~

ということと、

働く皆さまの自己肯定感を
高めることは、経営目的になりえるし、
主体的に、イキイキ働く職場づくりも繋がる。

ということをお伝えしました。

では、どうやって
自己肯定感を高めるのか?
ということが問題になります。

尚、私自身は、自己肯定感は高い
ほうだと思います。
今まで関わってくれた人達の
お陰様です。有難いことです。

私の経験と振り返りが、
ヒントになる思いますので、
しばし私の話にお付き合いください。

~~~ 私のこと ~~~

私は、昔はコミュ障というか、
引っ込み思案で自分のことを
上手く表現できない人でした。

小学校の時は50m9秒代で
徒競走は一番最初。
プロレスごっこは、いつも
技をかけられる側でした。

そして、親の言われるままに
中学受験・高校受験をし、
見事に受験失敗しました。

ついでに大学受験も失敗し、
会社の配属も第三希望まで全て外れました。

最初の仕事は大クレーム。
社損を1000万以上出す始末です。
最初から・・・汗

勿論、落ち込みますし、
体調もおかしいこと
(悪夢と嘔吐)もありました。

ですが、俺はダメな人間だ。
と思ったことはありませんでした。

過去振り返って、
自分史を年表で書くと、
表面的には失敗の文字が多そうですが、

今が順風満帆ということも
全くないですが、

外れ・失敗も含めて
お陰様で今、悪くない♪

幸せに過ごせているし、
有難い人生を歩ませてもらっている。

という感覚があります。

~~~ ここまで ~~~

なぜなのか?
今、考えてみると思い当たる
ことがいくつかあります。

それを職場で当てはめてみます。

(1)
両親が私を否定したことは
おそらく一度もなかった。

根拠なく、無条件に愛してくれたし、
信頼し、期待してくれていた。

期待を重荷に感じたこともありますが、
嬉しい気持ち・応えたい気持ちもありました。

⇒言動を叱ることはあっても
 存在否定は絶対にない会社。
 社長・リーダーの皆への愛情。
 信頼と期待のある職場。

(2)
中学受験で失敗しても、
公立中学校には入れたし、

高校受験も、大学受験も失敗
したけれど、近所の滑り止め
には引っかかりました。

失敗しても、終わりではない
という感覚があります。

⇒失敗を失敗にしないフォロー。
 セーフティネットも用意。

(3)
会社での大クレーム案件では
一緒に泥沼を歩いてくれる
大先輩の存在に助けられました。

⇒助け合う職場。
 外野から評論するのでなく、
 一緒に横を歩いてくれる人がいる職場

(4)
結果も大切だけれど、
逃げなかったことが評価される
こともあると知りました。

⇒プロセスを評価する職場。

(5)
結果オーライと、
結果を追認できる性格

⇒どんな結果であれ、
 プラス面も見出せる職場。

勿論、これは私の個人的状況と体験
ですので、一般化は出来ません。

しかしヒントはあると思うのです。

正確にいうと、
ここまでの話は自己肯定感でなく、
「自己有用感」に関することも
含まれていると思います。

実際、自己肯定感は、仕事だけでなく、
私生活も欠点も含めて

「自分丸ごとオールオッケー」
という感覚だと思うので、
職場だけで何とか出来るか?
というと限界はあると思います。

それでも、できることは
ありますし、やるべきと考えます。

具体的には、「自己有用感」で
考えると分かりやすいですので、
次回は、「自己有用感」について
触れたいと思います。