私憤を公憤に

おはようございます。

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感動経営コンサルタント
佐々木千博です。

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★私憤を公憤に

昨日は、憤りには、
私憤と公憤があるという話
を書きました。

私は、そもそも「怒り」「憤り」「妬み」
「悲しみ」などの負の感情が嫌いで、
どちらかというと、負の感情から

距離を置く傾向が強いのですが、
それも良し悪しですね。

喜び・希望が
力になることもありますが、

憤り・怒りが
力になることも大いにあるからです。

実際、人間は、生存本能から
「快」よりも「痛み」の方が
強く作用するので、
憤り・怒りの方が力は出やすい
ようにも思います。

さて、話が少し逸れましたが、
私はまず私憤からのスタート
で良いと考えています。

むしろ、私憤からスタート
して公憤に発展させないと、
薄っぺらいものになってしまう
と思っています。

最初から「世界平和」とか
「環境にいい社会」とか言って
見ても、それはどこか借りてきた
言葉にならないでしょうか?

その言葉には、感情や力が
こもらないのではないでしょうか?

個人的なものから公的なものに
拡げる例を私の例でお伝えします。

私には「次世代に遺す・つなぐ」という
想いが強くあります。

それには、結婚後、
5年ほど子供に恵まれなかった
ということが関係しています。

子供に恵まれない時、
私は何か他の形で、生きた爪痕を
遺したいという焦燥感を持っていました。

「私憤」という形で言えば、
「なぜ私には子供は恵まれないんだ!」でした。

「解決策」は、「わが子に繋げられない
なら、他の形で人生の後輩たちに遺す・つなぐ」でした。

そして、大学のアクティブラーニングの
講座を受け持った時、精魂込めて
彼らの中に、私が学び得たものを
伝えようと奮闘しました。

会社でも、後輩たちに何が遺せる
だろうか?と思い、自分の職域・目標
と関係ないことも手を挙げて
自らプロジェクト創ってやっていました。

これは、「私憤」に近いと思います。
外形的には、人のためにやって
いるように見えますが、
最終的には私の思いを遂げるために
やっていたことです。

その後、長女に恵まれました。

純粋に、この子の時代を
よりよい時代にしてあげたい♪
と思いました。

そのイメージは、子供たちから見て
憧れるような大人がいっぱいの社会です。

皆が、
成長の喜びを知っていて
好奇心と向上心とそれぞれの挑戦
をしている社会。

皆が、今あることを感謝して、
人に貢献することで、
ありがとうが循環する、
ありがとうの幸せあふれる社会。

お世話になった好きだった
会社を卒業させていただいて
独立しました。

「遺したい・つなぎたい」
感情・熱量をそのまま、

会社・職場・仕事を

「個性と長所を活かし
 自他物心・未来を豊かにする
 面白い場所にする」

「成長の喜び、ありがとうの幸せ
 を拡げる幸せ増幅業にする」

ことを拡げようとチャレンジ
しています。

私の場合は、ポジティブな
イメージの方が強いですが、

「公憤」という観点で言えば

「なぜ、仕事が苦行になってしまっているんだろう?

 本来、自分が成長できて、
 仲間やパートナー企業さんにお役立ちできて、
 お客様に喜んで頂けることなのに、、、

 「労働は罰」的な世界観に
 なぜ日本まで染まってしまったのか!?
 そんな大人たちを見て、子供たちが気の毒!」

というような表現になります。

私憤:なぜ私には子供は恵まれないんだ!
   何か遺したい・つなぎたい!

解決策:わが子に繋げられないなら、
    他の形で人生の後輩たちに遺す・つなぐ

 が、

公憤:なぜ仕事に苦行のイメージが付きまとう?
   そんな大人を見て子供たちが気の毒。
   仕事を誇りと愛着と成長と感謝…そんな
   言葉が溢れる場にしないと、
   社会・次世代が幸せにならない!

解決策:成長のよろこび、ありがとうの幸せ
    あふれる会社を増やすコトで、
    憧れの大人、心はずむ仕事を増やす。
    それを次世代に遺し・つなぐ。

となりました。

あまりシンプルにまとまっていませんね。

私は、公憤というより「願い・祈り」
という要素の方が圧倒的に強いので
少し無理やり公憤という形にしました。

もっと、何気ない日常の私憤からの
スタートで良いです。

その私憤を公憤に拡げてみませんか?