成果のフィードバック
おはようございます。
三方未来よし経営(TM) で、
5年・10年と連続増益する会社づくり
お客さま、従業員、社長、取引先、地域
そして未来の子供たちの幸せに貢献する
会社づくりをご支援する
感動経営コンサルタント
佐々木千博です。
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★成果のフィードバック
4月に入って、私は上場企業を中心に
新入社員研修まっさかりです。
丸2日とか丸3日とか担当するのですが、
最初は不安げだったり、
学生気分が抜けなかったりした彼ら彼女らも、
日増しに、自信がついてきたり、
社会人として率先して行動する
ようになったりしていくので、
講師側の私も、気合はいりますし、
やり甲斐と喜びのある季節でもあります。
人事部の方から、「3日で見違えるように
変わりました♪」と言ってもらえたり、
新入社員の方が、笑顔で
「〇〇できるようになりました♪」
と言ってくれると、本当に嬉しいです。
変わってもらうための処方箋は
色々ありますが、大前提は、
彼ら・彼女らのもっている力・可能性を
信じ、大いに期待して関わることです。
そのうえで、今日はコツを一つ
お伝えします。
それは「成果のフィードバック」です。
指導というと、欠点を指摘し、改善方法を
伝えるようなイメージがあるかもしれません。
勿論、それも必要なことですが、
指摘ばかりされると誰でもしんどくなってきます。
気力と自信をなくしていきます。
私は、少しでも成長したら、
すぐに称賛するようにしています。
「先ほど休憩時間に〇〇さんが
してくれました!
素敵なことなので共有しますね。」
「〇〇がさっきと変わっていること、
気づきましたか?」
と、どんどん伝えていきます。
たとえば、挨拶一つでも
どんどん変わります。
最初の挨拶では、
声は小さい、くらい、バラバラ、
ボタンをとめないまま、
発語と礼が一緒、
椅子は出しっぱなしだったりします。
この状態のあいさつを
研修の中で改善していくだけでも、
他の所作・取り組み姿勢もどんどん
良くなっていきます。
意識してもらう機会さえつくれば、
椅子を必ず入れる、
スーツのボタンは必ず止める、
先語後礼の分離礼になる。
外形的なところが、安定的に出来る
ようになってきます。
声も、笑顔・笑声などについて
なんども伝えて、実践していくうちに、
声が半音上がってきます、
さらに声量も上がってきます、
声につやが出てきます、
声が揃ってきます、
声に自信も感じられるようになります。
これを一つ一つ、
私は、前より〇〇が良くなりました♪
今、すごく声揃ってましたね♪
過去最高の挨拶でした!
と伝えます。
トライしたことが成果でないと
やる気が続きにくいですが、
成果が出ていても、自分ではなかなか
気づけないことも多いのです。
そこをしっかりと
フィードバックしてあげることで、
『やったら、できた!』
『次もやってみよう!』
を積み上げていくことが出来ます。
積み重ねると、他の挑戦に対しても、
「きっと出来る♪ やってみよう♪」
という自己効力感が育ってきます。
挨拶だけでもぐんぐん良くなれば、
ハンカチ効果で、他の行動にも
主体性や自信が生まれてきたりします。
他の要素も成長が加速します。
研修の場面に限らず、
人は欠けているものに注意が向きがち
ですが、小さな成果・成長を見逃さない。
見つけたら、フィードバック・共有を
どんどんしていく。
この成果のフィードバックを
大切にしたいものです。