困った感情の対処マニュアル

ビジネスにおいて「感情」は
とても大切です。

不安や怒りにとらわれると
本来の力を発揮できません。

絶対に成し遂げるという強い想いは、
苦難を乗り越える力になります。

その場・その場の状況に踊らされる
と安定して高いパフォーマンスで
会社経営・部門経営はできないでしょう。

お客様が商品を購入する場合でも、
B2Cは勿論、B2Bの取引でも感情が
重要です。いつでも「理屈は後付け」
なところがあります。

今週は、働く私たちの感情について

感情に踊らされるのではなく、
感情の主人になるコツを
私が今までいろいろ学び、
試行錯誤してきた経験から
お伝えしたいと思います。

(お客様感情はまた別の機会に)

– – –

昨日は、感情を書き出してみましょう。

言葉にするだけで客観視が出来る。

「今、〇〇な気持ちになっているな」
と客観視(若干慣れは必要です)
できると、それだけで感情の奴隷として
振り回されることは減ります。

そういった内容をお伝えしました。

あなたの感情の中にも、

 力づけてくれるもの

 幸せになれるもの

 エネルギーを奪うもの

 自分を傷つけてしまうもの

色々あると思います。

やっかいなのは、勿論、
後ろの2つです。

この困った感情に対して、
どのように対処すればよいか?

自分にとっての感情の対処マニュアル
ともいうべきものを持っておくと

もし、そういう気持ちになって
しまった時にもダメージすくなく、
通常パフォーマンスに早く戻れるようになります。

TPO(時と、場所と、状況)で
具体的な場面を書き出して、
その時の困った感情を書き、
うまくいったときの対処法を
書き出すようなイメージです。

私の場合の過去の一例を書いてみます。
数か月前のことです。

T:夜

P:家のリビングで

O:考える仕事をしている状況で
 子ども達が騒乱を起こし、
 奥さんもイライラ。

感情:もう、しょうもないことで
 うるさいなぁ~、雑音で考えられない。
 イライラ、むしゃくしゃ、どなりたい!

(ここで、小さな子供のいる家のリビングで
 考え事をすること自体が間違っている
 というご意見は脇に置いてください)

その時の対策
 奥さんには悪いけれど、夜の散歩
 に行かせてもらいました。
 涼しい夜風を感じながら
 足早にあるくと心地よい運動に。
 星空を見て、心も沈静化、
 冷静に状況をみたり、考え事を
 復活させたりできました。
 結局1時間ほどゴリゴリ歩く散歩
 をして家に返ったら、すっきり元通り。

このような経験がありました。

例えば、これを自分の
「困った感情マニュアル」
にします。

このような状況、または似たような
感情になったら、「ゴリゴリ散歩」

そんな具合です。

これは人によって色々な処方箋が
あって、私に有効でも他の人には
効かないということもあります。

トモダチに長電話するのが効果的な人もいます。

一人でゲームに熱中するのがいい人もいます

寝るのが一番という人もいるでしょう

おいしいものを食べる(食べ過ぎ注意)

またTPOと感情によっても、処方箋は
変わるかと思います。

過去の経験から処方箋を見出す
のがオススメです。
振り返り・内省が苦手な人は、
人にインタビューやコーチしてもらう
のもオススメです。

その処方箋を頭の片隅にもっておくと、
困った感情が出てきた時に、

1)まず客観視

2)次に、処方箋・対応マニュアル活用

のステップで、ダメージを
最小限にすることができます。

安定した仕事パフォーマンスも
得やすくなります。