比較優位の原則で考える適材適所

三方未来よし経営(R)のビジョン達成を
社風・人財開発と
MVPマーケティング(TM)で支援する

(株)佐々木感動マーケティング
佐々木千博です。



今日は、昨日のコンサルティングテーマから


★今日のCONTENTS★

1|比較優位の原則で考える適材適所

2|NEW!【YouTube】
  新入社員との関わり方


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 1|比較優位の原則で考える適材適所
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国際貿易では、大事な概念があります。
イギリスの経済学者デヴィッド・リカード
が発見した、貿易の大原理です。

それは「比較優位」という考え方。

仮にA国とB国があるとします。

A国の作物1tの生産時間は、
・米 10時間/t
・肉 40時間/t

B国の作物1tの生産時間は、
・米 5時間/t
・肉 2時間/t



とします。

※同じ1tの食料をつくるのに、
 短時間でつくれる方が生産性が高い
 ということになります。

(時間でなく付加価値額で測るなど
 分母は色々考えられます)



この時、どのように生産を分担するのが一番効率的か?
というのがこの「比較優位の原則」です。


結論は、

・A国はA国で一番生産性が高い米を
・B国は肉を

それぞれつくることに専念するのが、
世界全体で一番生産性が高いという理論です。


米づくりにおいて、A国よりB国の方が半分の
時間でつくれるので、米もB国でつくった方が
いいと思う人もいるかもしれませんが、
これでは世界全体で非効率になるというものです。


※前提として、関税など市場原理と異なる
 余計なものがないことは必要です。
 余談ですが、自由貿易協定などは、
 この比較優位の原則から理に叶っています。



これ、人事・適材適所にも、
同じような考え方ができます。

地球を社内に置き換えてみましょう。


Aさんの各業務の所要時間は、
・事務処理 1時間
・製造活動 4時間

Bさんの各業務の所要時間は、
・事務処理 8時間
・製造活動 6時間

とした場合、


・Aさんは事務処理に専念
・Bさんは製造活動に専念

した方が、会社全体で生産性が
高いということになります。



どちらの業務もAさんとBさんの比較では
Aさんの方が優秀なのですが、
だからといってAさんに全部させると
会社全体で非効率になるということです。


なんでも出来るAさんに、何でもやらせる、
仕事が集中してしまう・・・ということ
はよくありますが、本当にチーム全体
で生産性を最大化するならが、
この考え方は正しくない可能性があります。


尚、国際貿易における関税と
AさんとBさんの間にコミュニケーション
やその他やり取りのロスや行き違いが
生じないことが前提になります。



全体の需要と供給の量の問題もありますが、
Aさん、Bさんが自分の中で得意なものに
フォーカスすることが会社全体にとっても
プラスになるということで、
これは働く人にとっても幸せな考え方です。


「比較優位の原則」は、
「その人の得意にフォーカスした配置」
に置き換えられます。



働く人も、会社も幸せな「比較優位の原則」
的な考え方を人の処遇・配置にも
応用してみてください。



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 2|【YouTube】新入社員との関わり方
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https://s-kando.com/wp-content/uploads/2022/03/maxresdefault20220317.jpg

もうすぐ新入社員が入ってきます。
受け入れ態勢は整ってきていますか?

江戸時代末期の農政家 二宮尊徳翁は、

「可愛くば、5つ数えて3つ褒め、2つ叱って良き人となせ」

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新入社員に限りませんが、
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