自分を変えればチームが変わる

三方未来よし経営®のパートナー
笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。

今日も新潟からお届けしています。

 自分を変えればチームが変わる



先日、TV番組で滋賀県 多賀の少年野球団が
取りあげられていました。

なんと隣の県・岐阜県からもどんどん少年が
入ってくるそうです。

なにより、練習が楽しいらしい。
そして全国一位×3回の実績。
少年が集まるはずです。

しかしある時、全国大会で敗退した時に、
保護者アンケートで
「試合中は笑顔で子どもたちと接していますが、
 練習からもっと楽しくできないのですか」
と書かれて、ハッとしたそうです。

そして指導方針をガラッと変えました。


■かつての多賀少年野球団

・部員の数は25人前後

・チームを強くすれば入部希望者が増えると信じていた。

・指導の熱意が、大声や罵声での指導になっている時もあった。

・試合の強さを重視し、勝つことを最優先していた。

・笑顔を見せることは選手に軽く見られると感じていた。



■現在の指導法

・岐阜からの越境も含め部員100名

・大声や罵声は禁止
 楽しみながら上手くなる指導方針を掲げている。

・部員にストレスを与えず、全員が元気でストレスのない
 チームを作ることを約束した。

・フルスイングや全力疾走など、選手たちの小さな努力や
 成長にも目を配り、大げさに褒める。

・家族や仕事を顧みない人は良い指導者にはなれないと考え、
 家族、仕事、野球の順で優先順位をつけた。

・野球の技術を磨くだけの場所ではないと考え、
 野球に付加価値をつける方針を持っている。

・選手たち自らが考えて動く「ノー(脳)サイン野球」を推進
 選手の判断力やコミュニケーション能力を上げる取り組み

・「野球=かっこいい」というイメージを持てるよう、選手紹介を工夫している。




最初、辻監督はチームを
強くすれば入部希望者が増えると考えていたそうです。

しかしそうではなかったんですね。

練習方法にも工夫されています。

ランニングも、そのまましない。

ボールをなげて取りに行く競争などすれば
楽しく結果としてランニングができてしまう。

全国大会で優勝した場面で喜ぶ練習

勝っても負けてもイェーイといえる練習。



私も常々、

『楽しんでいる」状態が「良い仕事ができる状態』
『楽しんでいる人の方が、多くの場合、レベルは高い』


と言っていますが、それを地でいく変化をされたようです。
今でいえば、それを端的に、世界最高レベルで
やっているのが大谷翔平選手でしょうか。

私もあのレベルで
自分の仕事を楽しめれば最高だなと思います。



さて、一番重要なのが、辻正人監督の以下の
ような言葉でした。

曰く、


『自分を変えるのが一番難しい。

 グランドだけ楽しく腹たてず怒らないなんて無理。
 日常から全部変えないといけない。』

経営でも同じですね。

『経営は経営者で99%決まる。

 経営とはやさしいもの。
 経営者が自分を変えればいい。

 一方で、経営は難しい。
 自分を変えるのが一番難しい。』


これは私の師匠の言葉です。


でも、誰だって、いつからだって変われる。
変わると本気で決めた瞬間に
変わり始めることが出来ます。

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