DX時代のキャリア開発(6)

HX (Human Transformation)と
DX (Digital Transformation)を支援し、
三方未来よし経営®を実現するパートナー

笑顔あふれる働き方と経営の共育コミュニティ
「さんよし会」主催の佐々木千博です。



 DX時代のキャリア開発(6)




キャリアコンサルタントとして、DX時代に
どのようなキャリア開発を考えていけばいいか?
を考えていこうというシリーズです。

今日は、以下の太字部分を触れます。

ーーDX時代のキャリア開発・シリーズ概要ーー

1.DX時代の日本の職場を取り巻く環境
  ・労働人口減少と生産性向上ニーズ
  ・人の業務のデジタル技術への移行
  ・VUCA時代に求められるもの

2.人とデジタル技術の棲み分け
  ・デジタル技術が人に優れるポイントとその事例
  ・AIが実現しつつあることとその事例
  ・人にますます期待される領域

3.DX時代のキャリア開発のポイント
  ・DX時代のキャリア開発における共通点

  ・経営者のキャリア開発
  ・リーダー・管理職のキャリア開発
  ・ベテランのキャリア開発
  ・若手のキャリア開発

ーーーーーー

前回、人とデジタル技術の棲み分けということで、

・デジタル技術は出来たる技術で長所伸張、
・人は人で「人らしいよさ」で長所伸張

で補いあいましょう。
デジタル技術に人が得手とは言えない
ところを上手く補ってもらって、
仕事の生産性をあげたり、愉しくしたり
しましょう♪

という観点でお伝えしてきました。


イメージとしては、過去の歴史を踏まえて、
産業革命による動力の力と、
明治維新の制度改革で、
「飛脚」の仕事はなくなってしまいました。

しかしお陰で、「飛脚」の人は毎日走る必要はなくなり、
他のところで力を発揮できるようになりました。
ユーザも、誰でも、より短時間で文書でのやりとりが
できるようになりました。

これは、ラスト10メートルは人が、
それ以外は郵便の車やバイクが役割分担したわけです。


今までに、固執し続けると、本来得られたであろう
可能性を見逃したり、掴み損ねたりする気がします。



話を元に戻します。

デジタル技術」と「人」の棲み分けをしようとは
書きましたが、あくまで主役は「人」です。



「人」が主導的に「デジタル技術」をうまく
活用していくことは、もはや専門家でなくても
ビジネスパーソンの基礎能力でしょう。

江戸時代は、「よみ・かき・そろばん」でした。
DX時代は、「新KKD」です。


何もプログラムが書けないとダメということ
ではありません。(私も全然ダメです)

今は、様々なアプリケーションなどが提供
されていますし、ゼロからプログラムを書かなくても
ある程度の開発ができる
ローコード/ノーコード といわれる
開発環境も多くリリースされています。

日本で比較的有名なところでいえば、
サイボウズのkintoneなどでしょうか?



個々の開発知識は不要ですが、
使いこなすための基本的な思考フォーマット
はすべてのビジネスパーソンに必要でしょう。


それが「新KKD」です。


これは「新」とあるように「旧」があります。
対比すると分かりやすいので併記しますね。


「旧」KKD : 経験・勘・度胸
「新」KKD : 仮説・検証・データ


これからは、

・過去の経験だけに頼るのでなく、
 未来に仮説をもって常に仕事する。
 (つまり常に考え続けるということ。
  脱前例主義にも通じます)

・勘だのみで判断せず、
 実際にやってみて、検証して
 仮説の裏付けをしていく。
 (「やってみて」の所も大切です)

・度胸に頼んで仕事するのでなく、
 仮説・検証をすべてデータをベースに行う。
 (データというのは、EXCELのデータのような
  如何にもデータ!なもの以外も含みます)

ということです。


老若男女、一切関係ありません。
職種によって差はあっても、
程度の差こそあれ、必ず求められます。

大げさに言えば、泥水で美味しい料理が
作れないように、新KKDがなければ
色々な仕事でいい仕事ができません。


今なければ、リスキリング(学び直し)
も含めて、「新KKD」やっていきましょう。


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