困る質問「部下育成どうすればいいですか?」
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志・リーダーシップとビジネスナレッジを磨く
共育コミュニティ「さんよし会」主催
感動経営コンサルタント 佐々木千博です。
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困る質問「部下育成どうすればいいですか?」
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時々、こんな質問を管理職の方から
もらうことがあります。
気持ちは分かります。
いつの時代も部下育成は永遠の課題です。
しかし、答えに窮するのも事実です。
相手によって、適切な関わり方は違うからです。
ある人には良くても、
ある人には最悪なアプローチもあります。
私としては
相手のことを詳しく聞きたいのですが、
例えば「どんな人の育成で困ってますか?」
ということで、
その人の
・意欲の程度
・能力や経験の程度
・その人の立ち位置
・特長はなにか?
・今の問題はなにか?その背景は?
そんなことを知りたいと思うのです。
たとえば、何か深刻な悩みを抱えていて、
成長でも伸び悩んでいるのなら、
まずその悩み事によりそう事の方が
育成よりも大切なこともあると思います。
とはいえ、ある程度、関わり方のコツはあって
それを知っておくと指針が得やすいので、
今日は一つアプローチ方法の切り口を
お伝えしたいと思います。
SL理論(Situational Leadership)といいます。
状況に応じてリーダーシップの形を変えましょう
ということで、「意欲」と「技能」で分類して
アプローチを変えましょうということです。
仮に人の成長を四段階とします。
【状態A】→【状態B】→【状態C】→【状態D】です。
それに応じてアプローチを変えましょうというものです。
【状態A】
技能:低い
意欲:高い
→指示中心のアプローチ
意欲はあるのだけれど未熟だから
空回りまたは、ヤル気はあるが、
どうしていいか分からないという状況。
具体的な指示をした方がいいです。
そして行動してもらうなかで、
技能を高めていってもらいます。
【状態B】
技能:低~中へ成長中
意欲:低い
イメージとしては、良くも悪くも
仕事に慣れてきて、技能は上がってきて
いるけれど、ダレてきている。
そんな状態ですね。
指示は少し減りますが、指示もまだ必要です。
一方で「意欲」を高めるアプローチ、
支援的・コーチ的関わりが増えます。
【状態C】
技能:中~高への成長中
意欲:まだ不安定
さらに人は成長していきます。
技能は十分に高まり、指導の必要性は
減っていきます。
一方でまだ完全な自立には至らない
ので、サポートは必要です。
【状態D】
技能:高い
意欲:高く安定
技能は十分に高く、また自分の状態管理
も、しっかり行えるレベルです。
余計な指示やサポートをするよりも
その人に任せる「委任」する方が
一番パフォーマンスを発揮します。
要は、相手の意欲が低いと指導が必要。
相手が精神的にプロとして自立して
いて意欲が高くないのであれば支援して
挙げる必要があるということですね。
勿論、状態Dの人でも時に不安定
になることはありますし、
新分野にチャレンジする時は、
指導を仰ぐ必要もあります。
一つの参考にしてもらえればと思います。
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次回 3月12日(火)20:00~
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<以降のさんよし会 ※特別回以外は20:00~ ZOOM>
・3月12日(火) 経営の一貫性をチェック
・3月19日(火) 人財育成を感じ・考える
・3月26日(火) 動画を活用した理念浸透と 採用・人財育成
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