リアル・インバスケットの処方箋

前号では、「インバスケット」について
お伝えしました。

そして、仕事で追い込まれた時は、
無料でインバスケット・トレーニングが
受けられている。ラッキーと思うと幾分
楽になり、前向きになれますよという話をしました。


今日は、実際に仕事の中で「インバスケット」状態
になった時、つまり「リアル・インバスケット」
の時、どう対処すればいいか?

たくさん、リアル・インバスケット・トレーニング
を何度も体験している
私の経験も交えてお伝えします。


●冷静になって深呼吸


●どうしよう・・・でなく、俺は出来る!
 腕の見せ所!というマインドセットで臨む


●目の前の仕事をリストアップ
 急がば回れ。何をするか都度悩む・立ち止まる
 のが実は一番、時間も精神力もかなり削られます。
 まず書き出す。


●優先順位をつける
 ・緊急度
 ・重要度
 ・すぐ終わるものから
 ・先に大枠考えておいて熟成させたいものから
 ・好き・得意なものから
 ・嫌い・苦手なものから
 ・気乗りするものから

 ここは個人の好みやスタイルがあるかもしれません。
 私は時と場合によりますが、

 1)すぐ終わるもの優先(件数減らしたい)
 2)好きなもの優先(リズムに乗りたい)
 3)少し先のもの優先
  (超緊急は最後の最後、火事場のクソ力で何とかなる)

 これらが多いでしょうか?
 3)はちょっと変わっているかもしれませんが、
 パーキンソンの法則「人は予算と時間はあるだけ使う」
 に則っているようにも思います。


●シングルタスクにする
 マルチタスクの真実は、ただのタスクスイッチング。
 頭の切り替え、段取りなど非効率要素が満載。
 特に男はマルチタスク苦手と言われる生物
 なので、以下にマルチタスクにしないか?は重要です。
 周りによく理解してもらって協力してもらいましょう。
 またはそんな環境を作りましょう。


●ターミネーター化?
 着手したら四の五の考えない。
 止まる・探す・悩むが一番の無駄。
 出来るだけシングルタスクで、
 サイボーグのように一気にやる


●どうしてもアカン時は寝る!
 時間がなくても、寝る・リフレッシュする。
 時間がないからやらないと・・・と
 詰め込んでも結局上手くいかない気がしています。
 生産性悪いし、心の健康にも悪い。
 万一できなくても、命までは取られません。


●一つずつ消し込んで悦に浸る♪
 一つ片付く事に自分を褒めてあげましょう。
 人に褒めてもらう必要はない。
 コントロールできない、それを期待すると、
 逆にストレス溜まります。
 自己満足上等です(笑)



私も、上手く出来る時もあれば、
出来ない時もありますが、
そんな具合にやっています。

そして色々、思いつくままに書きましたが、
自分にあった、さじ加減や頃合いは、
それこそ、経験する中でしか
つかめないと思います。

なので、ご参考程度です。


「質より量」
「量が質に転嫁する」

そんな言葉もありますが、
これは真実だと思います。


スピードが速くなったら、
それは今までの努力の蓄積の賜物♪
と、ますます自分に自信を持ちましょう。


その自己肯定感が、次のリアル・インバスケット
が来た時に立ち向かう力になりますよ。