表面的な環境整備だけでなく、あり方・考え方をベンチマークする
先週開催した、日本一クラスと自負する
株式会社長坂養蜂場様の理念経営ベンチマーク研修会
が無事終了しました。
当社のベンチマーク研修会の特徴は、
環境整備などのやり方だけでなく、
パートの方も含めた考え方・あり方・組織風土
をベンチマークする研修会であること
社長や一部の優秀なメンバーだけでなく、
パートの方や入社2年目の方など、あらゆる層
の10名近くのメンバーが参加し、自分の言葉で
語ってくれるベンチマーク研修会だから、
きれい事でなく、超リアルであること
学んで終わりでなく、皆で学びを整理したり、
自分や自社の取組に落とし込んで
アウトプットする機会まであるから、
学びの質が違うこと
といったところがあります。
総勢10名以上のメンバー、メンバーと交流する懇親会
も含めて、ほとんど丸2日がっつりやるベンチマーク
研修会はそうそうないはずです。
さて、そんなベンチマーク研修会ですが、
さまざまなお声を頂きました。
ここからは、参加者の方の生の声を紹介しながら、
理念経営を考えていきたいと思います。
今回は中小企業の幹部クラスの方の声です。
まず、そのまま紹介しますね。
~~~ ここから ~~~
■何を得たくて参加しましたか?
昨年ベンチマークで学ばしていただき
取り入れたいと思って実際に行っていた朝礼、
ぬくもりの日でしたが現状はやらされている感、
やる必要性があるのか?という疑念が
全員に出てしまっている。
今回は行っている意図の再確認をしたい
というのが1番の目的でした。
あとは昨年との変化があるのかどうかを
実際に感じてみたかった。
理念浸透は言葉だけでは難しく、落とし込んで
いくには具体的にはなにをしないといけないのかを学びたかった。
■参加して得た気づきや学びは何ですか?
行っている事は間違っていなかった。
だが企業の精神、理念がその行動の軸として
なかったと感じました。
その原因は各々の考え方を共有出来ていなかった。
正解が分かっていない方だと感じました。
また明確な今後のビジョンとプロセスが長期、
中期、短期と立てれていないことが自社としての反省点でした。
長坂さんも決して完璧な集団ではなく、
大きなズレがないよう細かい修正をその都度繰り返して
いるからその修正スピードがはやく、
解決策を見つけるまでのフィードバック、
深掘りのスピードが他社より優れている点だと感じました。
■自分や自社に、どのように活かしていきますか?
できる事から当たり前にする。
基礎レベルを上げることを大事にしたいと思います。
まずはあいさつ、スタッフとの対話(まずは自己開示)を増やし、
くだらない事から悩みまで言いやすい環境を自ら作っていく。
自発的行動を増やす為にも、マニュアルにはない行動を
その場の判断で行い成功と失敗も重ねて
自分から事例を増やして振り返りシートとして
形に残していきます。(エピソードを増やす)
業務報告だけではない日報をつくり、
フィードバック、深掘りの時間を作る。
気づき、意見、共育の場となるようにしたいと思います。
代表に確認を。と考えるのをやめる。
その場でいいと思うことを自分で考えまず行動する。
短時間での結果を見ずに行い続ける、
~~~ ここまで ~~~
この方は昨年も参加されています。
(定期的に素晴らしい企業から学び、センタリング
することは、とても素晴らしいことですね♪)
昨年参加され、いいと思うコトを早速自社でも
取り入れられました。しかし、なかなか上手くいっていない。
ナゼだろう?
というのが参加動機の一つだったようですが、
表面的になぞっていたことに気付かれたようです。
そして長坂養蜂場さんも決して完璧ではなく、
日々、考え、行動し、失敗や成功から学び、
変化し続けている中で社風が、維持・発展している
ことに気付かれたようです。
素晴らしい気づきを是非自社でも展開して
欲しいと思います。諦めず、コツコツと変化させ
続けた先に素晴らしい社風と絶対的競争優位性を
獲得されればと思います。
皆様も他社の施策をただ表面だけなぞっても、
上手くいきません。目に見えない木の根っこの部分、
氷山の水面下の部分、他社から学ぶ時は、
ここをしっかり見ていくようにして、
それを自社に置き換えていってくださいね。